ケイト・キングズバリー 『支配人バクスターの憂鬱』 ― 2012/11/15
ペニーフット・ホテル・シリーズの五作目。

詮索好きのペニーフット・ホテルの女主人セシリーは、今回は自分のホテル内で起きた事故を調査します。
宿泊客がバルコニーから落ちて死んだのです。
従業員によると、彼はバルコニーでおかしなダンスを踊っていたのいうのです。
事故や自殺には思えません。
ペニーフット・ホテルの従業員にも動きがありました。
新しくドアマンとしてアーサーが入りました。彼はとっても愛想がよくて、特にご婦人方に人気があります。
支配人バクスターはそれがちょっと気に入りません。
死んだリチャードの妻ラヴィニアは夫の死後部屋に閉じこもってしまいました。
そのため彼女の息子の悪がきスタンリーの面倒を妊娠中のメイドのガーティがみなくてはならなくなります。
スタンリーのすることといったら、庭の低木に下着をつるし、自分で池に落ちたのにガーティがしたと言うわ、シチュー鍋にカエルを入れるし、催眠術らしきものをかけようとする。厨房のテーブルや床一面にブランマンジェの絵。
妊婦なのにガーティは怒りまくります。
ガーティの子供もスタンリーのような手のかかる子になったりして。
セシリーがバクスターを巻き込み事件の謎を解こうとする姿が、今回は異様におもえてしまいました。この人、なんでこんなに事件に首を突っ込もうとするのかしら?
バクスターは亡くなったセシリーの夫との約束を守るために、しぶしぶとセシリーのお供をしています。
彼の憂いはなかなかおさまりませんね。
<今日のわんこ>

スリッパとたわむれるわんこです。
この頃飽きっぽくなったのか、今までのおもちゃを投げて取りにいかせても無視をすることが多くなりました。
それよりも毛布とかスリッパを齧ったりするのがいいようです。
遊びがいのない奴です。
生まれてから五カ月になりました。そろそろ自我ができてきたのかもしれません。
この前抱いて体重を測ったら1.95㎏になっていました。
食べる量も増えているので、もう少し大きくなりそうです。
食べる量も増えているので、もう少し大きくなりそうです。
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