岡崎琢磨 『珈琲店タレーランの事件簿3』 ― 2014/04/14

このシリーズも三冊目です。
今回はバリスタ大会が舞台。
美味しいコーヒーを入れることのできる切間美星が待望の関西バリスタ大会に初出場することになります。
僕ことアオヤマは美星の荷物持ち兼付添のような感じで大会について行きます。
ところが競技中に異物混入が行われ、僕は楽屋裏の見張り役をやることになってしまいます。
しかし、しっかりと見張っていても次々に事件は起こります。
実は前回の大会でも事件があったのです。
競技者同志は疑心暗鬼に陥ってしまいます。
バリスタ大会のことはよくは知りませんが、この本のは二日間に渡って行われます。
一日目の午前にエスプレッソ部門、午後にコーヒーカクテル部門、二日目の午前にラテアート部門、午後にドリップ部門が行われ、それぞれの点数をもとに総合成績が決まるというのです。
入れる人によりコーヒーの味が変わるといいますが、残念ながら私にはわかりません。
胃が弱い方なのでブラックでは何倍も飲めませんので、いつもミルクをいれています。
一説によるとコーヒーを飲むと癌になりにくいとか。
そうそう、ライトノベルのお約束なのでしょうか。
美星とアオヤマの関係は全く進みません。
2人が恋人同士になると話がおもしろくなくなるというわけではないとは思いますがね。

私が無視していると、○○ちを三回もひねり出したわんこです。
よく出ますね。
人間には真似できませんわ。
散歩していると大勢の人たちに「かわいい」と言われました(自慢)。
小学生の女の子と年配の女性が話しかけてきました。
女の子は七カ月のチワワを飼っていて、彼(彼女?)はお散歩嫌いなんだそうです。
年配の女性はマルチーズとチワワ、ミニチュアピンスキーのミックス犬の三匹を飼っていて、汚れるのが嫌なのでお散歩はしていないそうです。
彼らは家の中を駆け回っているんですって。
この前芝桜を見に秩父に連れて行ったら、他の犬を見て吠えてばかりいたので恥ずかしかったと言っていました。
うちのわんこは全く吠えないので、「いい犬ね」と言われてしまいました。
実は家ではチャイムの音に吠えるんですがね。
外面のいい犬です。
ジェシカ・ベック 『エクレアと死を呼ぶ噂話』 ― 2014/04/15
「ドーナツ事件簿」シリーズの四巻目。

<ドーナツ・ハート>というドーナツショップのオーナーのスザンヌは夜中にラジオで自分の店が「命に危険をもたらす食品」を売っているとと非難攻撃されているのを聞きました。
急いでラジオ局まで行き、キャスターのレスターに抗議しましたが、彼と大喧嘩をしてしまいます。
その夜、レスターはスザンヌの店のエクレアを口に入れたままで死んでいました。
おかげでスザンヌの店の売り上げは落ちこみ、このままでいけばお店を続けていくことができなくなります。
またまたスザンヌは、恋人で州警察捜査官のジェイクの心配をものともせずに、自分の店を護るために友人のグレースと共に町中を駈けずり回ることとなります。
ドーナツはそんなに好きじゃないけれど、出てくる名前を聞くだけで食べたくなります。
チョコレートのアイシング、パンプキン、ブルーベリー、スプリンクル、プレーン、ダブルディップのストロベリー・・・。
オールドファッションだけでもこれだけあるんです。
他にもグレーズドーナツやケーキドーナツがあるようです。
どれも太りそう。
いつも不思議に思っているのですが、何でアメリカの警察官はドーナツが好きなのでしょうか?
簡単にすぐ食べれるからかしら?
日本の警官はと考えると・・・ないですね。
カツドンは容疑者が食べるものだしね。
それに日本人は仕事中に物を食べるという習慣がないですからね。
この本、しゃれた会話が出てきます。
例えば、容疑者に話をしに行ったが話し合いが上手くいかなかったと言ったジェイクにスザンヌが私とグレーズならうまくやれるかもと言った時の会話。
「スザンヌ、信頼がきみに備わった資質のひとつだってことは、おたがい、よくわかってるじゃないか」
「ほかには?」
「ここに立って、一日じゅう、きみの美点を数えあげてもいいが、ぼくにも仕事がある。今夜会おう」
たいていの人は黒字のところは言わないで、面倒なことを言う女だとばかりに話を打ち切ることが多いでしょう。
こういうユーモア、見習わなければ。
”I am a boy!” ― 2014/04/16

うちのマンションは国際的です。
前からとても愛想のいい東欧系の女性が日本人の旦那様と住んでいたのですが、この頃フランス語を話す男性が日本人の奥様と引越してきたようです。
夫がエレベーターで一緒になり、抱いていた犬の名前を聞いてきたとのこと。
昨日、私が犬を抱いてエレベーターを待っていると彼がやって来て話かけてきました。
「こんにちは」
「こんにちは。犬は大丈夫ですか?」と私が日本語で聞くと
「大丈夫。可愛いから」と英語で答えてくれました。
でも、"she"って言ったのです。
私が「エ!」という顔をしたのでしょう。
「girlだよね?」と聞いてきました。
「いいえ、boyです」と答えときました。
長く伸ばしている耳のせいでしょうか。
いつも女の子に間違えられます。
ちゃんとブルーの服を着ているのにねぇ。
「僕はオスです・・・ア、ちょっと違うか」
(去勢しているので、中性ということで)
村上龍 『55歳からのハローライフ』 ― 2014/04/17

あとがきを読んで、笑ってしまいました。
私と同じなんですもの。
『13歳のハローワーク』があまりにの有名なので、大人版も出したのかと思っていたのです。
そう、「ハローワーク」ではなくて、「ハローライフ」なのです。
私と同じように間違えていた人、いませんか?
この本の中に出てくる人たちはみな50代。
発達心理学的には中年期に精神的危機があるようです。
この本では失業または退職して仕事がなくなり、否応なくアイデンティティ・クライシスに直面した人たちが主人公です。
読んでいると暗くなります。
豊かだと言われている日本ですが、実際のところ一旦道から外れると貧困に陥る可能性が大なのです。
50代以降の生活をどう過ごしたいのか、ちゃんと考えていかなければなりませんね。
お金を使わなくても豊かに暮らしていける、そういう暮らし方ができるようにしなければと思います。
35歳を過ぎると再就職が難しいと言われているのですが、今もそうでしょうか?
知り合いの息子さんは初めて就職した企業がつぶれてから正社員になれなくて、ずっと派遣の仕事をしているそうです。
50代の人は適応障害になって職場を辞め、次の職場でも同じようなことがあり首になり、今は病院の警備員をしています。
子供は就職しているからいいのですが、手取り20万にも届かなくて、カツカツの生活だといいます。
ブログでは紹介していませんが、『漂流老人 ホームレス社会』とか『今日、派遣をクビになった』、『貧困の現場』などという本を読んでいると、望む仕事につけないのは50代だけの問題ではないようです。
消費税を上げるんだから、そのお金を使って老後の心配のない社会にしてもらいたいです。
柳広司 「ジョーカー・ゲーム」シリーズ ― 2014/04/18

結構このシリーズの表紙の絵が好きです。
特に軍人萌えではないのですが。
元スパイの結城中佐の発案で大日本帝国陸軍に設立されたスパイ養成学校”D機関”には、陸軍大学校や陸軍士官学校の卒業生ではなく、一般の大学を出た学生たちが集まっていました。
試験も奇妙奇天烈、合格してからの訓練も多岐に渡っており、その上、死ぬことを美学としている軍人たちに逆らい、結城は「殺人、及び自決は、スパイにとっては最悪の選択肢だ」とまで言ってのけます。
この”D機関”でスパイとして訓練を受けた者たちの活躍を描いた短編集です。
いつの間にか結城が黒幕として後ろに控えていて、「魔王」と言われただけあります。
『ジョーカー・ゲーム』、『ダブル・ジョーカー』、『パラダイス・ロスト』と三冊文庫本で出ています。
これまた映画化されるようで、なんと主役の嘉藤を亀梨がやるとのこと。
う~ん、イメージが・・・。

エレベーターで一緒になった女の子が、「赤ちゃんみたい」と言いました。
その通りです。でも、赤ちゃんは成長するのですが、犬は成長しないです。
いつまでも赤ちゃんと同じで手がかかります。
たまに自分でトイレシーツを替えてよ、○○ちの始末してよ、といいたくなります。
今日は早く起きろと催促されました。
池井戸潤 『ルーズヴェルト・ゲーム』 ― 2014/04/19

期待して読んだのですが普通の作品でした。
業績不振のためリストラを始めた青島製作所。
社内には歴史はあるが成績不振の野球部を存続させる意義があるのかという意見が出始める。
はたして野球部は生き残れるのか。
これまたテレビでやるそうですが、どうなんでしょうね。

少しは大人になるのではないかと期待しているのですが、相変わらず散歩ではグイグイ引っ張ることが多いです。
たまにはちゃんと歩けるのですが。
たぶん外に出れるのが嬉しくて走ってしまうのでしょう。
獣医に行ってみたら… ― 2014/04/22

相変わらずご機嫌なわんこです。
お散歩も張り切っています。
新しい獣医さんにノミ、ダニ、フィラリアの予防に行って来ました。
行ってびっくり。待合室と診察室が一緒です。
前の動物病院にはちゃんと待合室があって、診察室は他の人から見えなくなっていました。
狭い一室に女性の獣医さんが二人と看護婦さんが三人もいます。
診察台が二つあり、奥のシンクでプードルが洗われています。
洗い方もいい加減そうです。
なんか前と比べるとゴチャゴチャしていてきたない感じです。
若い方の獣医さんに血液検査をしてもらうために血をとってもらったのですが、失敗しました。
かわいそうに…。痛いだろうに鳴きもしません。
体重が2.88キロっていうので太ったのかしらと思ったら、リードをつけたままで測っています。
雑ですね。
ノミ、ダニの薬は今までアルコールの入って無いものにしてもらっていたのですが滅多に使わないらしく、あなたの犬しか使わないので、四本しか必要ないのに六本入りなので一箱買って欲しいと言われ、断れなくて一箱買うことになってしまいました。
前は毎回病院に行って獣医さんに直接つけてもらったのに…。
今年はダニや蚊はまだ出ていないので、まだ大丈夫だそうです。
五月に入ってからつけますわ。
費用は前とあまり変わらないのですが、病院の雰囲気が違いすぎです。
獣医によってこんなに違うのですね。
ご飯食べないねぇ… ― 2014/04/23

夜にソファの上で寝るようになりました。
寝始めるとケージに入れます。
少し前からご飯の食いつきが悪くなりました。
もともと小さい時から食いつきが悪く、フードを変えてからよくたべるようになったのですが、今朝は全く食べませんでした。
仕方ないので散歩に行ってお腹を空かせることにしました。
お散歩は元気いっぱい。
帰ってから餌をやると、食べました。
お腹が空いていなかっただけかしら?
はけの森美術館&オーブンミトン ― 2014/04/26
知り合いに小金井にある「オーブンミトン」というお菓子屋さんがカフェもあって雰囲気がいいと勧められました。
早速行ってみました。
バス停から一分ぐらいで北門に着きます。
この辺りは「武蔵野夫人」の舞台になった場所だそうです。

下に降りて行きます。

水が湧いていました。

古い民家が「オーブンミトン」です。

靴を脱いでお店にあがります。
テレビでシュークリームが紹介されて評判になったそうです。
私は用事があるので、シュークリームは買わずに、カフェでコーヒーと一緒に食べることにしました。
パウンドケーキとシュークリームが両方食べられるセットにしました。

評判のシュークリームはカスタードクリーム好きの人にオススメです。
でも、すごく美味しいというわけではないような気がします。
期待が大きすぎたのかも…。
ここは焼き菓子が美味しいらしいので、幾つか買ってみました。
クッキーは齧るとサラサラと崩れていくものです。
硬めのクッキーが好きな人には物足りないかも。
私はマカロンが気に入りました。
次はケーキを買いに行ってみたいです。
「はけの森美術館」は別の場所にあります。
中村研一という洋画家の元邸宅だったそうで、彼の作品が展示されています。
六月一日まで「日々の花々」がテーマの油絵やペン画、陶芸作品が飾られていま
す。
こんな所に家を建てられるなんていいですね。
東京じゃないみたいなところでした。
公園へ ― 2014/04/27
近くに大きな公園があります。
昨日、今日とおにぎりを持って行って来ました。
歩いて10分ぐらいなのに、こんなにも自然がいっぱいだなんて、子供には天国ですね。
自転車に乗った男の子が私たちの後に着いて来て、メダカがいっぱい採れると教えてくれました。

天国なのは犬にもです。
我が家のお犬様は二時間以上も外にいて遊んだので疲れたらしく、私たちが出かけるのも気づかずに爆睡していました(笑)。
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