村上春樹 『女のいない男たち』2014/05/20



夫は題名を見て、もてない男たちの話だと思ったみたいです。
そうではなくて、前は女の恋人や妻がいたのだけれど、今はいない男たちの話です。

村上春樹はこの頃書く題材が初期の頃に戻ったようですね。

6つの短編があり、一番目の『ドライブ•マイ•カー』に出てくる火のついたタバコを車の窓から捨てるのが「たぶん上十二滝町ではみんなが普通にやっていることなのだろう」と主人公が思ったという場面が叩かれていましたね。
この表現は大したことないと思うのですが、書き換えられているのかしら?

村上春樹らしい、可もなく不可もない本でした。