大倉宗裕 「福家警部補シリーズ」2014/06/11



めずらしく女性警部補が活躍するシリーズです。
『福家警部補の挨拶』、『福家警部補の再訪』、『福家警部補 未完の頂上』と読んできました。
もう一冊、『福家警部補の報告』があるらしいですが、文庫本になってから読みますわ。

福家警部補は表紙のような身長152センチのパッとしない女性で、いつも刑事には見られません。
そこが犯人を陥れるのに役に立っているようです。
いつも警察手帳がどこにあるのか探しています。

読んでいるうちに、彼女の常人たらざる趣味や運動神経にびっくりしました。
オタクですし、登山も苦なくやり、その上ロッククライミングまでやっちゃうんですから、すごすぎです。

著者の大倉さんは刑事コロンボが好きだそうで、一見したところとろそうで、しつこく犯人と思える人のところに現れ、質問するところが似ていますね。

これまたドラマになっていたそうで、なんでもドラマになる世の中なのね。
NHK版(永作博美)とフジテレビ版(壇れい)があるようです。
どちらが原作に近いんでしょうね。
見かけだけなら永作さんですが・・・。