相場英雄 『震える牛』 ― 2015/06/02

BSE問題と食品偽造を扱った作品で、評判になったんじゃなかったかしら?
警視庁捜査一課の継続捜査班に属する刑事、田川信一は未解決の中野駅前居酒屋強盗殺人事件の捜査を命じられます。
この事件では獣医師と産業廃業を営む男の二人が殺されていました。
一見何の関係もなさそうな二人のことを再度調べていくと、意外なところで結びついていき、二人は狙われたことがわかってきます。
真相に近づく田川ですが、政治的・経済的圧力が・・・。
スーパーや小売店で売っているお惣菜を、信用して買って食べていますが、実はその中身がとんでもないものだったなどということがわかったら・・・。
そういうことは考えたくないですが、あってもおかしくないことですね。
できるだけ自分で料理するといいとはわかっていても、揚げ物なんかは買ってしまいます。
あまり安いものは危ないと思った方がよさそう。
高くても、前にあったホテルの食品偽装なんかがあるから、どうしたらいいんでしょうね。
この本を読むと、スーパーの安い惣菜を買えなくなります。
最後まで読むと、なんか釈然としない感が残ります。
こういう終わり方をする事件って、知らされていないだけで結構あったりしてね。
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