似鳥鶏 『育休刑事』2019/07/23



あとがきで著者が書いていますが、この本は「警察小説で本格ミステリであると同時に、「男性の育児」のリアルを伝える疑似体験本」です。
とにかく主人公の県警本部捜査一課・秋月春風巡査部長の生後三ヶ月になる息子・蓮君がかわいいです。
赤ちゃんパワーはすごいですね。
奥様ではなく夫の方が育休をとるという発想がいいですね。
ひょっとして似鳥さんのところに赤ちゃんがいるのでは。
それじゃなけりゃこんなにリアルに育児のことを書けないだろうなぁと思って読んでいたら、あとがきに子供ができたと書いてありましたので、やっぱり著者の実体験だったのねぇ。
赤ちゃんのいる家庭の人が読んだら、思わず「そうなのよぉ」と声をあげそうなことがいっぱい書いてあります。
まあ現実的ではないのは、育休中の刑事を捜査に参加させるということですが。
殺人事件現場に赤ちゃんが・・・なんてありえない。
それにしても主人公のハルくん、育児も捜査も何でもでき、スペック高過ぎですわ。
奥様の沙織さんの職業は想像できましたが、最後に「エ!」があるかも。
ミステリだけどほんわかできる作品です。

私は「楓ヶ丘動物園シリーズ」が好きなので、次回はこのシリーズの続きをお願いします。
もちろん蓮君がもう少し大きくなった姿も見たいですが。