あけましておめでとうございます、ワン♪2019/01/01

我が家の犬たちからの新年の御挨拶です。


被り物は弟に任せました。
相変わらず、兄が怖いので後ろからのぞいていて、猪の被り物と一体化しています。


兄にも被せると、しかめっつらになりました(笑)。


兄にはコチラの方がいいようです。
犬たちは病気もせず、元気に暮らしてくれました。
今年も元気に暮らしましょうね。


我が家の御節は某デパートのものです。
夫が日本食のお節が嫌いなので洋食お節を買うのですが、やっぱり黒豆とか伊達巻、かずのこなどが食べたくなります。
明日にでも買ってきますわ。


おやつは花びら餅と猪の和菓子、そして大福茶。

昨年のことを書いていないので、ここで書かせていただきます。
今後も期待する作家として伊吹有喜をあげておきましょう。
本多孝好は今年読んで気に入った作家です。
米澤穂信の太刀洗万智は葉村晶に続く日本のカッコいい女性の一人で、シリーズの続きを望みます。
外国の作家は特に気に入った人はいませんでした。
漫画はヨシノサツキの『ばらかもん』、桜沢鈴の『義母と娘のブルース』、篠有紀子の『花きゃべつとひよこまめ』、入江喜和の『たそがれたかこ』がおもしろかったです。

年末に忙しくなり、風邪をひいてしまい、旅行(明日以降に書きます)先で膝のこともあり、あまり行動できなかったのが残念でした。
ここ数年、12月に入院や葬儀などで掃除もままならず、新年を迎えています。
今年こそは、生活を楽しんで暮らしたいものです。
今年最初のオラクルカードは<Beginning>。
新しい始まりです。

今年がみなさまにとって、いい年でありますように。

竹富島へ行く2019/01/02

犬を飼いだしてから五年。
年末の旅行は諦めていました。
でも、そろそろ行きたくなり、犬をあずけて行ってきました。
ペットホテルまでカートに犬をのせて行ったのですが、おちゃめな弟はカートの上で〇〇ちをしてしまいました。
兄の嫌そうな顔が印象的でした(笑)。
ホント、困ったちゃんです。

沖縄本島へは3回ほど行ったことがあるので、今回はよさそうなホテルのある竹富島に行くことにしました。
しかし、12月は東京の6月の梅雨の時と同じような天候が続くそうで、滞在中は曇りか小雨でした。
3月か10月がいいそうなので、行こうかと思っている方は参考にしてください。


飛行機は羽田から那覇、那覇から石垣島へと飛びます。
那覇付近は晴れていました。


石垣空港は意外と新しく、土産物屋やイートインがありましたが、竹富島で買いたかった物はありませんでした。
欲しいと思ったら即買った方がいいですね。

空港からフェリー乗り場である石垣港離島ターミナルまでは直行バス(500円)で約30分ぐらいかかります。
空港で昼食を食べなかったので、離島ターミナルで八重山そばとゴーヤチャンプルを食べましたが・・・空港で食べた方がいいかもしれません。
竹富島のホテルには売店がないという話だったので、ターミナルでさんぴん茶やビール、お菓子などを買いました。
そういえばコンビニもなかったです。


この桟橋から竹富島行きフェリーはでます。(片道690円)
竹富島までフェリーで約10分。
思ったよりも速いフェリーで、後ろに座った方が揺れなくていいそうです。

竹富島のフェリー乗り場にはホテルのお迎えが来ていました。
私たちが泊まったホテルは星のや竹富島です。
普通のホテルとは違い、部屋に泊まると言うより家に泊まるという感じです。
他の宿泊客に遠慮しなくていいのですが、天候が悪いと困ります。


竹富島は「竹富島憲章」で家を新築、増改築などする時には昔ながらの一階建て赤煉瓦屋根の家にしなくてはならないそうです。
星野リゾートは「竹富島憲章」に則ってホテルを建設することにして建設を許可されたそうです。
現在、2軒のリゾートホテル計画が進んでいるそうですが、住民は反対しているそうです。


48棟あります。
門は南を向き、正面にマイヤーシ(ヒンプン)があり、左側から出入りします。
右は神様が通るのだそうです。


屋根の上にはシーサー。
普通の家のシーサーの下には仏壇があるそうです。
このシーサーは変わっていて、手に風車を持っています。(見ずらいかも)



石垣が巧みに人の視線から部屋を隠してくれます。

この小高くなった丘からみると・・・。


こんな風に並んでいます。


ホテルの近くにはアイヤル浜があります。


この道を抜けると海です。


何にもない浜でした。
いい形をしたサンゴと貝を探しました。


水は澄んでいます。


壺の横にあるのが採ってきたサンゴと貝です。
ホテルのメイン棟には歩いて行かなければなりません。


右側が24時間入れるプール、左奥がダイニング、その隣がラウンジで珈琲やお茶が自由に飲め、様々なアクティビティが行われます。
ラウンジは噂通り狭いので、雨の日は混雑しそうです。

食事はホテルのダイニングで食べるか、インルームダイニング(部屋食)、そして村のお店で食べるかします。


ダイニングでは「季節の夕食」という沖縄の食材を使ったコース料理のみ一種類がでます。



今回はクルマエビが沢山使われていました。
インルームダイニングでは単品を頼んだり、定食を頼んだりできます。


照明が暗いので、あまり美味しそうではないですが・・・。

朝食は4種類あります。
「琉球朝食」


結構量が多くて、お腹がいっぱいになりました。
「ゆし豆腐粥朝食」


お腹にやさしいお粥です。
この2つの他に洋食で「シリアルブレックファースト」と「海風ブレックファースト」があります。
写真は「海風ブレックファースト」で、これにスクランブルエッグとベーコンがつきます。


お勧めは沖縄らしい「沖縄朝食」と「ゆし豆腐粥朝食」です。

天気が悪かったのでホテルでくつろぐことが多かったです。
気温が20度ぐらいだったので、服装は長袖と羽織る物が必要でした。
雨が降るので軽い防水のシャンパーなんかがあるといいですね。

ホテルは評判通りに雰囲気がよく、施設的にも問題はありませんでした。
ただ水場の使い勝手があまりよくないようで、床が濡れてしまいます。
贅沢をいうと、15歳以下お断りにして、大人向きにしてくれると最高だと思いました。

竹富島巡り2019/01/03

竹富島の集落へは30分ごとにフェリー乗り場まで行くホテルのバスに乗って出かけました。
ホテルで自転車も無料で貸出しているそうですが、町まで結構あるので、バスを利用することにしました。
途中でバスを降り、しばし集落まで歩きます。


「石敢當(いしがんどう)」。
魔物の侵入を防ぐ魔除けだそうです。
ここを抜けると集落になります。


ホテルの従業員さんのお勧めの飲食店「かにふ」。
人気があるらしく、満員で待っている人が沢山いました。


夏だったらもっと人がいるのでしょうね。




水牛が観光客を乗せて歩いていました。


「西塘御嶽(にしおうおん)」。
西塘は土木建築家で首里王府に25年間仕え、1524年に竹富首里大屋子という頭職に任ぜられ八重山諸島の統治にあたった人だそうです。
ここは屋敷跡であり、埋葬地でもあるそうです。
島の守護神・豊作の神として祀られており、お正月には初詣の人々が参集するそうです。
鳥居は昔はなかったんだろうなぁ。


校長先生の像。


「なごみの塔」。
登ると村全体が見えるそうですが、今は登れないようです。


おもしろいシーサーのあるお店に入り、貝とターコイズの腕輪を買いました。


観光会社の前に水牛車を引く牛が寝ています。


「竹乃子」も従業員さんお勧めのそばのお店です。
この日はお休みでした。



村をトコトコ歩きながら、西桟橋に向かいます。


波が荒いので、先端まで行くのが怖いぐらいでした。


晴れたら綺麗なのでしょうがねぇ。
夕日が見られる場所です。

牛車に乗ってみました。


牛車を引くのは梅ちゃん。
3歳になる立派な雄牛です。
おじさんが話をしながら30分ぐらいゆっくりと集落をゆきます。
安里屋クヤマの生家の前を通りました。
クヤマは18世紀の絶世の美女と言われた人で、民謡「安里屋ユンタ」に謳われている女性です。
おじさんが三線を弾きながら歌ってくれました。


これが元唄で、23番まであるそうです。


男の子なのにお花をつけて、かわいい梅ちゃんです。


竹富島のフェリー乗り場には小さな土産物屋があります。
ここでホテルで使われていたのと同じ釜元のコーヒーカップがありましたが、石垣島でも買えると思っていたら、空港には売っていませんでした。
石垣島の町のお店にはあるかもしれませんが。

島には小中学校がありましたが、コンビニとか警察署、信号機がなかったような気がします。
天気が悪く、あまり島を見て回れませんでしたが、伝統を重んじた趣のある町でした。

石垣島2019/01/04

最終日、石垣空港から帰る前にタクシーを使い石垣島観光をすることにしました。
石垣島は沖縄離島の中で宮古島についで2番目に大きい島で、舗装道路の所は日本の普通の町と同じです。
この頃は石垣島よりも宮古島が人気だそうです。

コンビニはファミリーマートばかりで、来年ぐらいに7-11が進出するとか。
映画館がないそうです。
他の島のことを運転手に聞くと、「石垣の人は本島には行っても、離島には行きません」と言われてしまいました。
観光地の運転手なので、色々と説明をしてくれると思っていたら、聞かなければ言わないという感じで、これではなんのための観光タクシー?という感じでした。
歴史に詳しい運転手を望むとかリクエスト入れとけばよかったかしらね。
一応、行きたい所のメモを渡し、時間内で行ける所に行ってもらうことにしました。
雨が降っていたので、見晴のいい所はパスしました。

最初に琉球王国時代の邸宅、宮良殿内に行きましたが、年末なので閉まっていました。


桃林寺の山門です。




この密迹力士と金剛力士の仁王像は沖縄最古の木彫象だそうです。


1614年に建立された臨済宗のお寺です。
お正月の用意でテントが張られていました。

桃林寺の隣に桃林寺と一緒に建てられた権現堂があります。


この拝殿の裏に派手な本殿があります。






権現堂からしばらく行くと、石垣島で一番有名なある人の生家があります。


答:具志堅用高
直ぐ近くに記念館もあります。


次に行ったのが、唐人墓です。
1852年のロバート・バウン号事件で犠牲になった中国人苦力の慰霊のために1971年に建立されたそうです。
このお墓の横に米軍飛行士の慰霊碑など3つの記念碑があります。




唐人墓のそばにお店があり、サーターアンダギーを作っていました。


作りたてを買って食べてみました。

次に行ったのは石垣島鍾乳洞です。
入り口に蝶とヤシガニがいました。
ヤシガニは暗いところにいるので写真は撮れませんでした。



大きい鍾乳洞で結構歩き、途中で飽きてきました(笑)。


ゆっくり見ると30分ぐらいかかります。


トトロの鍾乳石です。
出口には食堂と土産物屋があり、雨の日にピッタリの観光施設です。

次の2つは運転手が空港に行く途中で紹介してくれたものです。


15世紀末に活躍した英雄のオヤケアカハチの像。
1500年、島民の広範な支持を背景に、琉球王府への八重山からの朝貢を断たしめたが、中山軍との戦いに敗れ、打ち取られたそうです。(オヤケアカハチの乱)


これ、なんだかわかりますか。
答:津波大石
これは先島津波と名付けられた約2000年前の津波で打ち上げられたものと考えられているそうです。
後ろにコンクリートの階段があるので、昔は登れたのでしょうね。

石垣島観光もここまででした。
天気が悪いので、景色のいい所に行けなかったのが残念でした。

風邪気味で沖縄に行ったのですが、最後に思いもよらないことが起こりました。
まず、石垣空港から那覇空港へと飛び出すときに、咳き込みました。
夫は吐くのかと思ったそうですが。
咳はこの時だけだったので、よかったのですが、那覇空港へと着陸態勢に入った時、耳に痛みが襲ってきました。
着陸してからも、音は聞こえるのですが、声を出すとこもって聞こえます。
那覇から羽田への飛行機が出るまで1時間ほどあったので、その間にあくびをしたり(この時、耳にバリバリという音が聞こえ、痛みが起こります)、水を飲んだりしていると治りました。
しかし、羽田への着陸態勢に入ると、また両耳が痛み始めました。
結局、着陸するまでの約15分間、耳の痛みが続きました。
鼻をかんだり、水をのんだり、飴をなめたり、耳抜きをしても痛みます。
耳が詰まるような感じが次の日まで続きました。
「航空性中耳炎」になりかかったようです。
思い返してみると、今まで何十回と飛行機に乗ったのですが、鼻風邪をひいて乗ったことは一度もなかったです。

次の日は休日診療をしている耳鼻科に行くしかないかと思っていましたが、犬のお迎えに行かなければならないので耳の不調をかかえたまま出かけました。
歩いている途中、耳の中のガサゴソという嫌な音が聞こえてきます。
ところが、奇跡が起こりました(ウソ)。
犬たちの顔を見たとたんに(でもないけど)、耳が治ったのです。


「ママちゃん、どうしたの?」というような犬たちの視線です。

帰ったらすぐにアマゾンで気圧調整耳栓を買いました。
これって役に立つかしら?
次回の空の旅がいつになるかわかりませんが、使いますわ。
鼻風邪気味で飛行機に乗る方、気をつけてください。
年々、身体の不備が出てくる私です(恥)。

体調的に今一の旅でしたが、懲りずにまた沖縄に行きたいです。

森晶麿 『黒猫のいない夜のディストピア』2019/01/05

読んだ本がわからなくなっていますが、とりあえず黒猫シリーズを。
第二部の始まりです。


黒猫の付き人をしていた私は大学院を終了し、博士研究員となりました。
そして、私は今や黒猫のフィアンセ。
黒猫と喧嘩した日、所無駅付近で自分とそっくりの女性と出会います。
白い髪、白い瞳、白いワンピース。
一体彼女は誰?

ちょうどその日、論文のことで学部長の唐草教授に紹介された反美学研究者の灰島浩平に会うことになっており、ついつい彼にその女性のことを話してしまい、一緒に謎を解く羽目になってしまいます。

その頃、所無駅周辺に都市開発計画が持ち上がっており、その計画は白を基調にしていました。

自宅には暗号が書かれたハガキが届き、母の雪絵は自分とそっくりな女性と会っていました。
私の周りで何が起こっているのか・・・?

相変わらず黒猫は何事も見通しています。
私はそんな黒猫の気持ちがわからず、今回は浮気をうたがったり・・・。
もちろん黒猫ですから、そんなことないですけど。
私とドーナツ好きの変人灰島の関係がどうなるのか、続きが楽しみです。

久坂部羊 『介護士K』2019/01/06

実際にあった川崎老人ホーム連続殺人事件や相模原事件を思い出させる内容です。


有料老人ホーム「アミカル蒲田」で老人のベランダからの転落死、ベッド柵に挟まれての窒息死が続いて起きました。
ルポライターの美和は取材に赴き、虚言壁のある介護士の小柳の関与を疑いますが・・・。

介護のことを考えるたびに暗澹たる思いになります。
自分が高齢者になった時、足腰は丈夫だろうか、認知症になっていないだろうかと心配になります。
できるだけ自分のことは自分でしたいとは思いますが、できない時に介護士の方に気持ち良くお仕事をしていただきたいとは思いますが、どうなるのかわかりません。
人の手を煩わすぐらいなら、死んででしまった方がいいと思ったりします。
でも、今の医療制度ではそう簡単に死ねないです。
今は死にたいと思っていても、実際にその時になったら生きたいと思うかもしれませんし。

この小説もモヤモヤとした終わり方ですが、介護に正解はありませんものねぇ。
幸せな老後って夢なのかしら・・・。

小路幸也 『春は始まりのうた マイ・ディア・ポリスマン 2』2019/01/07



東楽観寺前交番に赴任して3年目の巡査・宇田巡は犯罪者が”判る”お巡りさん。
刑事だったのに、何故か交番勤務に回されてしまいます。
彼には高校を卒業寸前のマンガ家の彼女がいて、やっとちゃんとデートができるようになるのが楽しみでした。

そんなある日、幼馴染で音楽事務所社長の市川公太がやってきます。
道を歩いていると白い化け物に出くわして荷物を盗られたというのです。
同じような訴えが3件続けてありました。
早速、捜査を開始する巡。

一方、巡の彼女でマンガ家の楢島あおいは、じつは伝説の掏摸師の孫で、彼女もすばらしい特殊能力を持っていました。
卒業式の帰り道、交番の前にいる男を見つけ、能力を使い身許を調べようとしたところ、その男が警察の者であることに気づきます。
彼は巡を見張っているようですが、その理由は・・・?

2作目なのですが、前作の内容を忘れてしまって、思いだしているうちに読み終わってしまいました(笑)。
今回で巡が交番勤務になった理由がわかります。
警察の闇を描いているのでしょうが、小路さんですから、軽いです。
これが別の作家だったら、もっと重くなるのでしょうね。
すぐ読めて、登場人物たちがいい人たちばかりを望む方用です。

渡辺一史 『こんな夜更けにバナナかよ 筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』2019/01/08



映画になった『こんな夜更けにバナナかよ』を読んでみました。
この本は映画のノベライズの方ではなく、2003年に出版され講談社ノンフィクション賞と大宅壮一ノンフィクション賞を受賞した本です。

1959年生まれで札幌に住んでいる筋ジストロフィー患者、鹿野靖明(2002年に48歳でなくなっています)は施設を出て自立して暮していくことにします。
当時、障害を持った人は施設で生活するか、実家で一生世話になるかの2つしか選択肢はありませんでした。
彼には親に自分の介護のためにだけ人生を費やして欲しくない、自分も人として普通に生きていきたいという思いがありました。
筋ジストロフィーは全身の筋肉が衰えていく病気で、自分一人だけでは暮せません。
そのため無償・有償のボランティアに頼るしかないのです。
様々なボランティアたちが鹿野のところにやってきます。
鹿野は彼らに遠慮せずに、ともすればわがままと思われるようなこともやってもらいます。
題名になっているように、夜中にバナナが食べたいから買ってきてくれというように。
私ならそんなお願いはしません。
私だけではなく、多数の人もしないでしょう。
鹿野は違います。
普通の人と同じように暮らし、仕事し、恋し、結婚し、喧嘩し、思い通りの生き方をしようとします。
彼の生きようとするバイタリティがボランティアたちの心を動かしているように思います。

ボランティアって何だろうと思うことがあります。
鹿野のボランティアたちにインタビューしていますが、彼らの言葉がボランティアの意味を教えてくれます。

決して障害者にとって生きやすくはない日本。
どうしたらいいのか、考えるきっかけになる本でした。

宮部みゆき 『昨日がなければ明日もない』2019/01/09

用事で代官山に行ったついでに蔦屋に行ってみました。


本の並べ方とか素敵です。


Anjinでお茶をしました。
メニューはタブレットで見ます。
タブレットでAnjinにある蔵書の検索ができたり、朝日新聞とかが見られます。


抹茶と柚のケーキ、美味しかったです。
日本人だけではなく、外国人(たぶん中国系?)が沢山来ていました。



杉村三郎シリーズの五作目。三作品が収録されています。

離婚した後、探偵事務所を開業した三郎。
やってくる事件はどれも気持ちのいいものではありません。
まず、一つ目。
自殺未遂をして病院に入院したというのに、娘に会わせてもらえないと相談に来た母親。
娘の夫に毒親とまで言われたそう。
調べていくと、娘の夫の大学のサークル関係のどんでもないことがわかってきます。

二つ目は、大家さんの竹中夫人に頼まれて運転手兼荷物持ちとして赤の他人の結婚式にいったら、信じられない騒動に巻き込まれてしまう三郎のお話。

三つ目は、16歳で子供を産んだシングルマザー、29歳の自己チュウのバカ女とその女に悩まされていた妹のお話。
バカ女は自分の息子が交通事故で怪我をしたというのに、息子の心配ではなく、どうやって金をぶんどるかを考えています。
そんな女が悲劇を招きます。

感心するのは、三郎がどんなに嫌な女でも、冷静に対処しているところです。
彼のおかげでどんなに後味の悪い事件でも、どうしようもないよなぁという気になります。
宮部さんの描く三郎の独特の雰囲気がそうさせるのでしょうねぇ。
いい探偵ではないけれど、いい人だものね。
そうそう、大家さんちの人たちもいい人たちだわ。
それに<侘助>。
そうか、周りがいいから、とんでもない人が登場してもなんとかなるのねぇ。

佐野香織 『✚永善堂病院 物忘れ外来』2019/01/10



特に介護とか老人医療とかの本を読もうとしているわけではないのですが、目につくのがそういう本です。
老後の自分のことが今一番心配なことですものね。
色々と今から研究しておかなければと思います。
が、この本が役に立ったかどうか・・・。

メラノーマ(悪性黒色腫)を患い、彼にふられ、会社も辞め、未来へ希望の持てなくなっていた佐倉奈美は、引き籠りのような生活をしていました。
奈美のことを心配している親から茨城にいる祖父母の様子を見に行ってみないかと言われ、母から捨てられたと感じた奈美は、祖父母の家に行くことにします。

茨城に行ってから、奈美は道を歩いている徘徊老人を見つけてしまいます。
服に縫い付けられていた永善堂病院の電話番号に電話して、老人を病院に連れて行くと、強引に看護助手として採用されてしまい、奈美は病院で働くことになります。
永善堂病院は永善三兄弟が働く病院で、次男が院長、三男が副院長をしています。
病院には物忘れ外来があり、奈美は主にそこで認知症検査に来る患者と関わることになります。

自分がもしこの病院の近所に住んでいたら、行くかどうか微妙です。
永善三兄弟のどの医師も今一の性格ですもの。
看護助手を名前で普通は呼ばないわよね。
とっても違和感がありました。

問診って考えてみると変よね。
「一日のうちで、朝が一番気分がよい」とか、「食欲がある。食べ物を美味しいと感じる」、「自分は社会の役に立つ、働ける人間だと思う」、「毎日が楽しく充実している」。
こんなんで何がわかるのかしら?
朝が気分いい日と気分悪い日があるんだけど。
社会の役に立つ・・・立っている人、どれだけいるの?
老人にこれ、聞くか。
毎日が楽しいって、普通の人の何%が感じるのかしら?
真面目に考えていくと馬鹿らしくなりますわ。

認知症といっても一絡げにできないことがわかっただけでも、この本を読んだ甲斐がありました(たぶん)。
でも、あまり認知症のことで参考にはならないので、そのつもりで読んで下さい(笑)。