「アガサ・クリスティ ねじれた家」を観る2022/09/05

クリスティずいている訳ではないのですが、映画を観てから本を読んだので、載せておきます。

最初に小説と映画で変わっているところを大雑把に書いておきます。
小説では主人公のチャールズ・ヘイワードは外交官でソフィアのフィアンセです。
しかし映画では外交官を辞めて、私立探偵になっていて、ソフィアとは別れています。
ロンドン警視庁の副総監である父は映画では何者かに殺害されています。
小説ではレオニデス家の長男はロジャーで次男はフィリップですが、映画では長男、フィリップ、次男、ロジャーというように変わっています。
後はどうぞ映画と本の両方を読んで確かめて下さい。

映画のポスターではイーディス役のグレン・クローズが真ん中にいて主人公のように見えますが違います。重要な役柄ではありますけどね。
右奥のイケメン君が一応主人公です。


私立探偵のチャールズ・ヘイワードのところに、昔カイロで一方的に別れを告げられた元カノのソフィア・デ・ハヴィランドが現れる。
彼女はギリシャ人の大富豪、アリスティド・レオニデスの孫娘で、心臓発作で亡くなったとされている祖父の死が他殺ではないかと疑い、チャールズに調査を依頼しにやって来たのだった。
探偵事務所の経済状態を鑑み、仕方なく依頼を引き受けたチャールズは、ロンドン警視庁に行き、副総監であった父の元同僚を訪ね、捜査状況を訊く。
遺体からはエゼリンが検出されていた。糖尿病だったレオニデスはインスリンを注射していたので、何者かが薬をすり替えた可能性があった。
チャールズはレオニデス家を訪れ、家族から話を訊いていくことにする。

館にはレオニデスの先妻の姉、イーディス、後妻のブレンダ、長男フィリップとその妻マグダと三人の子(ソフィア、ユースティス、ジョセフィン)、次男ロジャーとその妻クレマンシー、家庭教師のローレンス・ブラウン、そしてナニーが暮らしていた。
チャールズは一人一人話を訊いていくが、どの人物も一筋縄ではいかない手強い相手だった。

やがて次の殺人が起る…。

レオニデス一家の誰もが「ねじれた」性格のようですが、映画ではそれほどでもなかったです。「ねじれた」というよりも、エキセントリックな感じと言った方がいいかな…。
意外なことから犯人が判明しちゃうんですけど、まさかこの人が犯人ではないわよね…と思っていた人が犯人で、後味が悪かったです。
動きの少ない映画で、ちょっと退屈なところもありましたが、お屋敷の豪華さを見て楽しんでいると、最後にグレン姐さん、決めてくれます。
オススメという映画ではないですが、クリスティってどんな感じかなと知りたい方、見てもいいかも。

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