速水敏彦 『人を見下す若者たち』2006/07/22

テレビを見ていると、この頃の若者が何故か人を見下すようになっているという話題をしていました。
『他人を見下す若者立ち』という本が流行っているそうです。今度読んでみますわ。

番組に出てきた若者は、ちょうど大学4年生で就職活動をしている男の子です。
彼は会社訪問をしていて、三つボタンの背広のボタンを三つともかけている人を見ると、背広の着方もしらないのかと見下し、こんな奴は1回の面接で落ちると思うそうです。
くだらないことで人を見下すのですね。服装=人ではないのにね。
そういって見下した彼も結局はどの会社からも内定をもらっていなかったりするのです。
もう一人の若者は、女の子で、奇抜な恰好をして街を歩いています。
彼女は中学校時代不登校で、高校へ行っても続かず、大検もやめてしまっています。
そういう彼女が街を歩いていて、ダサイ(彼女がそう思う)若者を見下します。
こういうのを「仮想的有能感」というそうです。

何故彼らは同年代の他人を見下すのでしょうか。
石原まこちん氏は「自分を守る最後の砦」であり、他人を見下すことにより、自分をささえていると言います。
結局自分に自信がないから、他人の欠点や劣るところを探すのでしょう。
番組に出ていた大学教授は、人間関係が上手くいかないから、仮想的有能感を持ってしまうといいます。
そうならないためには、自信をつけさせること、人の役に立っている、人に認められるということを体験させ、他の人とのコミュニケーションを持たせなければならないそうです。

本当にこういう若者、増えているのでしょうか?

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