「THE ハプスブルク」@ 新国立美術館2009/10/02

金曜日の夜には午後8時までやっているというので、新国立美術館の『THE ハプスブルク』に行ってみることにしました。
夜だからか、まだ始まったばかりだからか、思ったよりも人が少なかったです。
展示数が結構多かったです。
何と言っても有名なのは、「11歳の女帝マリア・テレジア」と「白衣の王女マルガリータ・テレサ」、「オーストリア皇帝フランツ・ヨーゼフ1世」と「「オーストリア皇妃エリザベート」夫婦の絵でしょうか。エリザベートの絵は夫のよりも、ずっと大きかったです。

エリザベートというと、宝塚歌劇団が演じていますね。一度見たいとは思っているのですが、チケットが取れなさそうです。そうそう、マンガ『皇妃エリザベート』(講談社+α文庫)はおもしろいですよ。

絵を見ていてわかったのが、子供の時に男の子も女の子も一緒に女の子の服装をしていたんですね。大人の服を小さくしたものを着ています。さぞ動きずらかったでしょうね。

マリア・テレジアの肖像画を見ると、幼いときから聡明そうな顔をしています。

明治天皇が友好の印としてオーストリアに送った日本の風俗・物語・花鳥図画帖や蒔絵棚が特別出品されています。
棚なんかはなかなか素敵で、日本の畳に合いそうです。一体オーストリア皇室ではどこに置いていたのでしょうね。

今回私が一番気に入ったのは盾と甲冑です。
甲冑は本当に着ていたのでしょうか。日本のものより重そうで、着るとすれて痛そうです。
腕のところなんか、ちゃんと曲がるように考えられています。

ハプスブルク家の人に興味があったら、肖像画を見に行くのもいいかもしれませんね。

お腹が空いたので、三階にある「ブラッスリー ポール・ボキューズ ミュゼ」でディナーを食べることにしました。
プリフィックスで、きのこのサラダと豚肉のマスタードソース、チョコレートケーキを頼んだのですが、失敗でした。
マスタードソースと豚肉が美味しくなく、チョコレートケーキがベークドではなく、チョコそのもののケーキでとなりにチョコアイスがついていたのです。(イナムラショウゾウさんのチョコレートケーキの方が何倍も美味しいです)
食べ終わると、気分が悪くなりました。
もう私にはこってりしたフレンチなんかは食べられなくなってしまったのですね(悲)。
これからはあっさりしたイタリアンか和食ですね。
今も消化しきれていません。
美味しいものをちょこっと食べる。そういう世代になってしまったんですね。悲しいわ。