劇団四季 「アイーダ」を観る2009/10/31

オペラに「アイーダ」がありますが、四季のはディズニー版で、作詞、ティム・ライス、作曲、エルトン・ジョンです。

     《キャスト》
 アイーダ:濱田めぐみ
 アムネリス:五東 由衣
 ラダメス:金田 俊秀
 メレブ:古賀陶馬ワイス
 ゾーザー:飯野おさみ

古代エジプトのファラオがいた時の話。
若き将軍、ラダメスは隣国ヌビアに攻め入り、捕虜を連れてエジプトに戻ってきました。
ラダメスは船上で勇敢にも反乱を試みたアイーダを、敵ながらあっぱれと気に入り、婚約者アムネリスへの贈り物にします。
アムネリスはラダメスと幼馴染で、彼のことを愛していますが、その思いはいつまでたっても報われません。
いつもスタイルに気をつけ、ファッションにうつつを抜かしていました。
侍女になったアイーダを自分の気持ちを理解してくれると信頼するようになります。
アイーダと将軍ラダメスはいつしか心を寄せるようになります。
しかし、ヌビア遠征の成功を祝う晩餐会で、病気で自らの命は長くはないと思ったファラオはラダメスと娘のアムネリスの婚礼を七日後に行うと宣言してしまいます。
実はラダメスの父、ゾーザーは息子をファラオにするために、密かにファラオに毒を盛っていたのです。

一方アイーダはヌビア人奴隷達に身分が知られることになります。
彼女はヌビアの王女だったのです。
奴隷達は彼女をリーダーにし、祖国再建の夢を託すのです。
祖国のためにラダメスとの愛を諦めなければならないのかと悩むアイーダ。
二人の愛は報われるのでしょうか。

アムネリスの五東さんは、最初は若い、スタイルばつぐんの役はちょっと・・・と思ったのですが、最後に自分がファラオの後継者になるという運命を引き受けた時の存在感には圧倒されました。
最後を考えると、彼女ぐらいでいいのかもしれませんね。
ゾーザー軍団はマトリックスのような衣装で踊ります。なんか不思議な存在感を醸し出していました。
圧巻は一幕最後の歌です。
濱田さんの声量には驚きました。
友達は前に一緒に見た「李香蘭」を思い出したらしく、「Nさんはお年なのか、声量が全然(濱田さんと)違ったわね」と言っていました。本当にそうです。
歌唱力といい、スタイルといい、彼女を見るだけでも価値がありますよ。