新国立劇場バレエ団 「ドン・キホーテ」2009/10/15

   10月14日(水) 7時
 《キャスト》
 キトリ:スヴェトラーナ・ザハロワ
 バジル:アンドレイ・ウヴァーロフ
 ドン・キホーテ:長瀬信夫
 サンチョ・パンサ:吉本泰久

「ドン・キホーテ」は一度ボリショイ・バレエのナターリヤ・オーシポワとイワン・ワシーリエフの若者コンビで見ています。
前から4、5番目で見たので、彼らのジャンプのすごさが記憶に残っています。
勢いと技巧に走っていた若いボリショイ・ダンサーでしたが、今度はあのザハロワですから、どんなものか期待していました。
ザハロワは世界バレエフェスティバルでは調子がよくなかったようです。
今回は回転している時に、ちょっと・・・というところがありましたが、後半に行くにしたがいいつもの彼女になっていました。
NYCBでちょっと太り気味のダンサーを見たせいか、ザハロワや新国立劇場バレエ団のダンサーのスタイルを見て、やっぱりダンサーはこれじゃなけりゃと思いました、笑。
ザハロワとウヴァーロフは本当にスタイルがいいですね。
エスパーダや闘牛士、街の踊り子、ジプシーの踊りは、もっと肉感的な野性味ムンムンの人の方がいいですね。
日本人の身体って平坦なので、色気に乏しいのです。
あ、そうそうドン・キホーテの夢の中にでてくるキューピッドたちがすごくかわいかったです。
何と言っても、いろいろな男性ダンサーを見て今回つくづく思ったのは、ウヴァーロフはスタイルといい、踊りといい、素敵だということです。
身長が190cmぐらいもあるのに、全然うどの大木ではありません。すごく身体が柔らかいですね。
ついつい12月の「くるみ割り人形」と1月の「白鳥の湖」を買ってしまいました。