マリインスキーバレエ 「オールスター・ガラ」一日目2009/12/12

 

12月10日(木)  19時

《シェエラザード》
シャリヤール王:ソスラン・クラーエフ
王の弟:カレン・ヨアンニシアン
宦官長:ロマン・スクリプキン
ゾベイダ:ウリヤーナ・ロバートキナ
黄金の奴隷:ダニーラ・コルスンツェフ

レニングラードのガラでルジマトフが黄金の奴隷を踊るのを見ました。
エロさでは彼に勝る人はいないでしょう。
見かけで判断してしまいますが、ルジマトフの身体つきが好きなのです。
あ、マリインスキーでしたね。

『シェエラザード』はアラビアの王宮のハーレムの話です。
王は愛妾のゾベイダが浮気をしていると弟に教えられたので、ゾベイダの貞節さそ試そうと、狩に出かけると嘘を言い出かけます。
ここぞとばかりにハーレムの女達は宦官を買収し、男奴隷の部屋の鍵を開けます。そこで繰り広げられる官能の世界。

よくよく考えると、ハーレムの女性達は王に満足していない、あ、そうか。
王はゾベイダに夢中で、他の女の相手をしていなかったということね。
ゾベイダも愛人の黄金の奴隷の部屋の鍵を手に入れ、彼と快楽にふけります。
この時のゾベイダと黄金の奴隷のエロチックなダンスが見物です。
そこへ、王達が戻ってきて、裏切ったものたち全員が殺されます。
ゾベイダは王に許しを請うのですが、許してもらえず、自害します。

ロバートキナは冷たい雰囲気を持ったゾベイダでした。
エロチックと言う感じではなかったですね。
相手の黄金の奴隷が私の趣味ではなかったので、仕方ない(何が?)でしょう。

《ジゼル》
アリーナ・ソーモワ
ミハイル・ロブーヒン

ソーモワは『イワンと仔馬』の時の王女様でした。かわいらしさが印象的な人で、私の好きな(姿が)タイプのダンサーです。
ジゼルは普通でした。もっと霊なのですから、透き通るような硬質な感じが欲しかったです。
  
《グラン・パ・クラッシック》
エフゲーニヤ・オヴラスツォーワ
マクシム・ジュージン

バレエのテクニックをこれでもかと見せつけられるダンスです。
ここら辺からウトウト・モードが始まりました。

《シンデレラ》第2幕のパ・ド・ドゥ
ディアナ・ヴィシニョーワ
イーゴリ・コールプ
 
御免。よく見ていません。なにやら音楽も心地よく、踊りもそれなり。せっかくのコールプなのに・・・。
ラトマンスキー振付けの現代版『シンデレラ』です。

《瀕死の白鳥》
ウリヤーナ・ロバートキナ

ここらで少し、ほんの少し目覚めて着ました。が、まだまだ。
ロバートキナの白鳥はいいという評判なのに、私はいつはっきりと覚醒して見られるのでしょうか。マリインスキーバレエが次に日本に来るのが2012年だとか。それまで待つしかないですね。
でも、ABTの時の白鳥の方が素敵だったような。初めてだったからでしょうか?   

《タランテラ》
ヴィクトリア・テリョーシキナ
レオニード・サラファーノフ

今日の一押しです。会場が盛り上がりました。私の目も少し覚めました。
速いテンポの曲に合わせ、タンバリンを持って踊ります。
サラファーノフはよく飛びます。彼も経験をつんで、もっと深みのあるダンスができるようになると、素敵なダンサーになりますね。
そういえば、彼、アリはやらないんだ。広告と違っていますね。

《海賊》組曲
華やぎの国~メドーラのヴァリエーション~オダリスク~パ・ダクション~コーダ
メドーラ:アリーナ・ソーモワ
コンラッド:エフゲニー・イワンチェンコ
アリ:ウラジーミル・オプラスツォーワ

アリ役は二日間同じ人だったんですね。今頃気づいています。
ホント、10日の私の体調が悪くて、どの演目も記憶がうやむやなんです。
 
明日、11日の感想を書きます。10日に帰ってからよく眠れたので、バッチリ目覚めていました。会場も10日とは違い、熱気がすごかったです。観客も舞台を盛り上げるんですね。

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