マリインスキー・バレエ「オールスター・ガラ」二日目2009/12/13

 昨日は鎌倉に用事があったので行ってきました。
用事が終わった後に鶴岡八幡宮に行ってみました。


すると、写真のまん中にある神殿で結婚式が行われていました。
観光客らが見守る中、おごそかに式は進んでいたのですが、相棒、変なことを言い出しました。
前の職場に来ていた旅行会社の女性が鎌倉の人と結婚し、ここで式をあげたのですが、まもなく離婚したそうです。鶴岡八幡宮は男女が別れることで有名なんだとか。
こんなこと嘘ですよね。
末永くお幸せになることを祈ります。
 

と他人の幸せを祝った私ですが・・・、おみくじを引くと、「」。
何故?何故なの?今まで凶は京都で一回引いただけです。その時は別に何もなかったんだけれど、今は・・・。ちょっと当たっているかも。
ちゃんと境内に結びつけてきました。神様、お願いだから幸せにしてね。
などと言って、家に帰ってみると、風邪を引いてしまいました。
やっぱり「」は当たってたみたい。喉が痛くて、マスクをして眠りました。
朝起きて、熱はないけれど、ちょっと辛いわ。


さて、マリインスキー・ガラのことです。
二日目は盛り上がりました。観客も熱気ムンムン。ブラボーおじさんはいつ「ブラボー」を言おうかと待ち構えています。
私は前日、よく眠れたので、体調もよく、目もパッチリ。
私の席の斜め横に、外国人のおじさんで手帳を持った人が座りに来ました。
ちょっと普通の観客と違うなぁと思い、後で調べてみると、アクティング・ディレクターのユーリー・ファテーエフさんでした。
公演のたびに細かくチェックしてんのね。
そうそう、オーケストラ、どうにかなんないでしょうか。音が外れていたりして、私にもわかるんですから、ちょっとひどいです。

12月11日(金)  19時

《シェエラザード》
シャリヤール王:ウラジーミル・ポノマリョーフ
王の弟:カレン・ヨアンニシアン
宦官長:ロマン・スクリプキン
ゾベイダ:ディアナ・ヴィシニョーワ
黄金の奴隷:イーゴリ・コールプ

ヴィシニョーワは小柄なのですね。
足も短く(みえる衣装ですが)、シャリヤール王と一緒に踊ると、子供みたいに見えます。
でもコールプと一緒に踊ると気になりません。コールプも小柄ですから。

昨日のロバートキナが冷たい魅力なら、今回のヴィシニョーワは情熱家かも。
コールプもダッシュで駆け込み、君は体育会系?といいたくなるほどハッスルしていました。
コールプが出てくると「ガーリー」と声をかけていましたが、彼のあだ名ですか?

《シンデレラ》第二幕のパ・ド・ドゥ
エフゲーニヤ・オブラスツォーワ
ミハイル・ロブーヒン

う~ん、微妙な振付。オペラ座で『シンデレラ』を見ますが、ひょとしてこのバージョンかしら。全幕だと印象が違うかもね。

《ロミオとジュリエット》バルコニーの場面
ヴィクトリア・テリョーシキナ
エフゲニー・イワンチェンコ

おいおい、この二人で『ロミオとジュリエット』かよ、と言いたくなりました。
私、テリョーシキナのキツネ目がきらいなんです。
その上、イワンチェンコ・・・。
昨日の不気味なコンラッド。ダンサーとしてはこの二人うまいと思いますが、見掛けが・・・。
サラファーノフとソーモワの二人ならよかったかも。

《チャイコフスキー・パ・ド・ドゥ》
アリーナ・ソーモワ
レオニード・サラファーノフ

かわいいペアです。サラファーノフは軽々と飛んでます。今が一番旬なのでしょうね。楽しみな二人です。

《瀕死の白鳥》
ディアナ・ヴィシニョーワ

今日のガラで、私が一番感動したものです。
好き嫌いはあるのでしょうが、ロバートキナはあくまでも美しく、死につつある白鳥を描きました。
しかし、ヴィシニョーワの白鳥は違います。
傷つき、ボロボロになりながらも、最後の瞬間まで生きていこうという意志のある白鳥です。
見ていると白鳥の痛みが伝わってきました。
この余韻に浸っていたかった・・・。


《ザ・グラン・パ・ド・ドゥ》
ウリヤーナ・ロバートキナ
イーゴリ・コールプ

赤いケリーバックを持ったロバートキナが、ちゃめっけたっぷりで踊りました。
「コールプの世界」で思ったのですが、コールプは観客を楽しませようと言うエンターテイメントの気持ちが強い人なのですね。彼がはじけると、楽しいかも。
ガラでこういう楽しいものをやると、ダンサーも観客も楽しめますね。

《海賊》組曲
メドーラ:ヴィクトリア・テリョーシキナ
コンラッド:ダニーラ・コルスンツェフ
アリ:ウラジーミル・シクリャローフ

昨日もシクリャローフはアリをやっていたようですが、私、今日始めて彼に気がつきました。
結構かわいい顔をしているじゃあありませんか。
サラファーノフに負けないぐらい、頑張っていました。
私、アリは濃いほうが好きなのですが、まあ、彼のようなかわいいアリもガラですからいいですね。
テリョーシキナはテクニックがあるダンサーですね。
でも、私は苦手です。ごめんなさい。

最後のカーテンコールでは、なんと出演者全員が舞台上に登場してくれました。
何故か上から色々な色の紙テープと紙ふぶきが、これでもかというほど大量に落ちてきました。ダンサーの顔が見えなくなるほどです。
ロバートキナが最後まで笑わしてくれました。

今年は後、二つバレエを観ます。来年はいろいろあって、今年ほど見られないような気がします。