京都の辰 ― 2012/01/01
明けまして おめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。
年末に京都に行ってきました。
その旅行で出会った2012年の「辰」たちを紹介します。
まず、東本願寺からです。
手水舎にあった立派な龍です。
男の子が携帯で写真を撮っていて、なかなかどいてくれませんでした。
みんな考えることは一緒で、辰を撮りたいんですね。
今年もよろしくお願いいたします。
年末に京都に行ってきました。
その旅行で出会った2012年の「辰」たちを紹介します。
まず、東本願寺からです。
手水舎にあった立派な龍です。
男の子が携帯で写真を撮っていて、なかなかどいてくれませんでした。
みんな考えることは一緒で、辰を撮りたいんですね。

次は西本願寺の隣の興正寺の手水舎の龍。西本願寺と思って入ってしまいました。

西本願寺の龍。東本願寺よりも小さい龍ですが、顔は同じですかね。

阿弥陀堂から御影堂に続く廊下にあった灯籠の下にも龍がいました。玉を持っているのかしら?

御影堂の灯籠の模様にも龍が飛んでいました。

下鴨神社にあった絵馬の龍です。

上賀茂神社の龍の絵。立砂の後ろに2つ置いてあります。

門の前にいた龍。年老いた龍でしょうか?

最後は東寺の屋根の上の龍です。

お寺や神社に結構龍がいるんですねぇ。
龍の由来を調べてみるとおもしろそうです。
京都旅行①――東本願寺&西本願寺 ― 2012/01/02
テレビ番組で東本願寺の阿弥陀堂を修復していて、足場から御影堂の屋根を間近で見られる様子を放映していたので、行ってみることにしました。

写真(↑)は修復のためすっぽりと幕で覆われた阿弥陀堂(左)と御影堂です。
中に入ると下の写真のように足場が組んであります。

残念ながら足場には登れないようです。テレビ番組だったので特別だったようです。


御影堂は畳が何十畳もある大きな御堂でした。
龍の手水舎の龍を正面から見たら、結構迫力があります。

ついでに西本願寺にも行ってみることにしました。
東本願寺から歩いて5分ほどで着きます。

総門を通ってしばらく行くと、伝道院という西洋式の建物があります。この建物は1912(明治45)年に、真宗信徒生命保険会社の社屋として建築されたものだそうです。

今年は宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌だそうで、西本願寺の門の前にかわいらしい親鸞の絵のパネルが飾ってありました。

東本願寺と同じように白い幕のようなもので御影堂が覆われており、ここも修復かと思ったら違いました。幕の中には折り畳み椅子が並べられており、お正月に参拝に来る人のためのようです。
事前に申し込んでおけば、阿弥陀堂と御影堂以外にも見ることのできるところもありますと門番さんが教えてくれました。HPで見ると国宝などがあるようです。


どちらのお寺も大きく、信徒の多さを感じさせられるお寺でした。
京都旅行②――下鴨神社から上賀茂神社へ ― 2012/01/03
京都で一番古い神社で世界遺産のひとつである下鴨神社から鴨川沿いに歩いて上賀茂神社に行くことにしました。
出町柳駅が出発点です。
糺の森(ただすのもり)を通って行こうと左側の公園らしきところを歩いていくと家庭裁判所があり、塀の向こうに紅葉が見えました。道を間違えたのかとあせったのですが、鳥居が見えたので一安心。
出町柳駅が出発点です。
糺の森(ただすのもり)を通って行こうと左側の公園らしきところを歩いていくと家庭裁判所があり、塀の向こうに紅葉が見えました。道を間違えたのかとあせったのですが、鳥居が見えたので一安心。

鳥居から入ってすぐ左に河合社があります。ここの神社、気に入りました。屋根の苔むした感じがいいのです。
この神社の祭神は玉依姫命(たまよりびめのみこと、または、たまよりひめのみこと)という女性の神様です。女性守護の神様で、安産・育児・縁結び・学業・長寿の後利益があると言われています。
なんと美人になるというお守りまであります。
絵馬は手鏡の形をしていて、女性の顔が描かれており、自分で色鉛筆やら自分の持っている化粧品やらでお化粧し祈祷すると心身共に美しくなれるようです。
女性必見の神社です。
私はお守りを買ってきました。美しくなれるでしょうか?

境内には鴨長明住んでいた庵の模型のようなものがありました。

この門から入ると、目の前に龍の絵馬(1月1日の写真参照)が飾ってあります。
この絵馬と一緒に写真を撮りたがる人がいて、絵馬と写真を撮ると何か後利益があるのでしょうか?
この神社は変わっていて、本殿以外に自分の干支の社を拝むようになっていました。
鴨川沿いを上賀茂神社まで歩きます。
一カ所、飛び石を使い向こう岸まで渡っていける場所がありました。
渡りたかったのですが、人がいて写真を撮っていたので止めました。

川沿いは風が強く、顔がとても冷たくなりました。
喫茶店に入って暖を取ろうと思っても、年末なのでどこも開いていません。
休めないままに上賀茂神社に着いてしまいました。
やきもちのお店があったはず・・・。ここも休みでした。

上賀茂神社は「楢(奈良)の小川」が境内を流れていて、マイナスイオンが沢山ありそうな、すがすがしさを感じさせる神社です。本殿が狭く、お札やお守りを買う人が4人ぐらいいるといっぱいという感じで、そうそうに門から出ました。
世界遺産巡りも終え、時間があったので、借景で有名な圓通寺まで行くことにしました。タクシーで800円ぐらいで行けます。
圓通寺は小さなお寺で、大分前に行ったことがあります。この時に、次々とビルが建っているので、あとどのくらいこの景色が持つのかわからないというようなことを住職が言っていました。
今は眺望条例が制定され、前と同じ景色が保持されています。

座敷に座って庭を見て楽しむことができますが、右側に座ることをお勧めします。
左側に座ると、建物が見えるのです。
見える山は比叡山です。雪が降っているのか、けぶった感じでした。
庭は写真撮影ができますが、庭以外は禁止されています。
禁止の掲示が所々にあり、ちょっとうんざりしました。
目に五月蠅いんです。
番外編として、信長の最期の地、本能寺といつも必ず行く東寺も載せておきます。
本能寺は信長の頃とは違う場所にあります。
左側に座ると、建物が見えるのです。
見える山は比叡山です。雪が降っているのか、けぶった感じでした。
庭は写真撮影ができますが、庭以外は禁止されています。
禁止の掲示が所々にあり、ちょっとうんざりしました。
目に五月蠅いんです。
番外編として、信長の最期の地、本能寺といつも必ず行く東寺も載せておきます。
本能寺は信長の頃とは違う場所にあります。

信長公廟(↑)。

東寺の五重塔はいつ見ても素敵です。
今回本能寺のある御池で亀屋良永という和菓子屋のお菓子を買ってきました。
御池煎餅が有名なようですが、他のお菓子も美味しいですよ。
黍もちの「野守」や羊羹「小倉山」は甘すぎず、上品な味で、流石京都という感じです。
麻生みこと 『路地恋花 1~3』 ― 2012/01/04
京都の町家路地が舞台になった漫画です。

漫画を読んだ後にテレビでこの漫画と同じような町家路地のことを紹介していたので、びっくりしました。後で知ったのですが、その路地がこの漫画のモデルになったそうです。
その路地の名は「あじき路地」。京阪清水5条駅から歩いて5分ぐらいのところにあります。
今度近くまで行ったら寄って、フランス人の焼いているハード系フランスパンを買って食べたいものです。
現在の町家は1864年の大火以降のもので、年々老朽化し、住人も高齢化したため減ってきているそうです。
ヨーロッパの石造りの家は何百年と持ちますが、長屋は木でできていますから、保存するのも大変でしょうね。
いつまでも残してもらいたいものです。
今回京都に行って不思議に思ったのが、家の外壁についている「犬矢来」です。これは何のため?
調べてみると、犬や猫のおしっこを防ぐためだとか。
京都ってそんなに犬や猫がいましたっけ?
さて、漫画のことですが、漫画では町家長屋は「ふきこ路地」といいます。
この路地は、呉服屋である家を駆け落ち同然に出て行き、それ以来音信不通だった大家さんが、母親(ふきこ)の死後、長屋を相続し、若いものづくりをしている人たちにこの長屋を使って欲しいと思い、入居者を募集してできたものです。
入居者は製本家、銀細工職人、画家、小説家だけど喫茶店のマスターをしている人、キャンドル作家、美容師、花師、友禅作家志望者、万華鏡作家、ガラス職人、靴職人と多種多様。
入居者とふきこ路地を訪れる人たちとの交流と恋話が淡々と描かれています。
どの話も好きですが、一番好きなのは、大家さんの話かな。
一本筋の通った日本女性(京女)の生き方がすがすがしいのです。
職人のようにものつくりをやっていたらよかったのになと思うこの頃です。自分の仕事が形になって残るということが羨ましいのです。
J.D.ロブ 『殺しはオペラを聞きながら』 ― 2012/01/05

イヴ&ローク・シリーズもマンネリ化したかと思ったのですが、イヴとロークの過去を追うのではなく、本来の事件を追うものになりました。
あらゆる拷問を受けて殺された女性の死体が見つかります。
その拷問跡を見てイヴは自分が9年前に制服警官でフィーニーの元で働いていた時に取り逃がした殺人鬼がまた活動を始めたのを知ります。
殺された女性がロークの持っている企業の女性だったため、ロークも民間人の専門的コンサルタントとして電子捜査を引き受けることにします。
犯人の今回の目的は何か。
ドクター・マイラはイヴが彼の最終標的だとプロファイルしますが・・・。
アメリカも日本も捜査の基本は緻密な聞き取りと電子機器を使った捜査なんですね。
善福寺川沿いを歩いていると、猫がいました。
新居で犬よりも猫を飼うという確率が4対6ぐらいに高くなっています。
犬は毎日散歩ができないし、家に閉じ込めておくのがかわいそう。
猫は散歩が必要ないし、自由な感じがいいのです。
善福寺川沿いを歩いていると、猫がいました。
新居で犬よりも猫を飼うという確率が4対6ぐらいに高くなっています。
犬は毎日散歩ができないし、家に閉じ込めておくのがかわいそう。
猫は散歩が必要ないし、自由な感じがいいのです。

枯れ葉の中に埋もれて寝ている猫。一瞬、死んでいるのかと思いました。

この猫の跡をついていくと、「来るな」と言われてしまいました。
川べりの水を出すパイプのところに猫が二匹いました。

左の猫はずっと体をなめ続け、右の猫は石垣を登り、ひょいとパイプの中に入っていきました。

猫って狭いところが好きなんですね。
向こう岸に渡り、上から撮ろうとすると、睨まれてしまいました。
向こう岸に渡り、上から撮ろうとすると、睨まれてしまいました。

海道 尊 『極北ラプソディ』 ― 2012/01/06

『極北クレイマー』に続く第二弾です。
そろそろ海堂さんも力つきてきたのでしょうか。一時の勢いが感じられなくなってきました。どうもこの医療シリーズをやめて、新しいものを書きたいと思っているらしいです。この頃書く本はミステリーではないですものね。
ガッツリと医療問題に切り込むものを書いて欲しいです。
『極北クレイマー』では潰れる寸前の極北市民病院が描かれていました。
あれから極北市は財政破綻をし、地域医療の再建請負人として世良がやってきました。
市民病院は赤字立て直しのため人員は削減され、医師2名体制(院長世良と今中)。救急患者は受け入れず。病棟封鎖。投薬抑制。その代わりなのか、訪問看護に力を入れています。
今中は世良のことを信用してもいいのかどうか、迷っています。
彼が来てから市民病院には「信頼と活気」が失われたように感じているのです。
読んでいて、病院で診察されたのにお金を払わない人がいるなんて、ちょっと信じられませんでした。昔(戦前なら)お金のない患者からお金は取らず、お金のない患者は自分のところで採れた野菜を持って来たりとか聞いたことがありますが・・・。
普通に常識と思っていることが通じない、変な人がいるんですね。
興味を持ったのがドクターヘリ。
世良の方針で開店休業状態の極北市民病院。急患が来ても受け付けず、隣町にある、『ジェネラルルージュの凱旋』に出ていた速水が勤務する極北救命救急センターに回します。(速水はやっとドクターヘリを手に入れたんですね)
救急車で患者を運ぶよりはヘリで運ぶ方が速い場合がありますが、いかんせん、天気が崩れるとヘリは飛べません。
その上、ヘリにはお金がかかりますから。
どこでも同じような医療を受けられるようにするにはどうしたらいいんでしょうね。
世良と速水という二人の主要人物が登場し、話はどういう方向へと向かっていくのかと期待する向きもあるかもしれませんが、期待は裏切られると思います。
地域医療の現状が仄かなユーモアと共に語られているだけだからです。
あ、最後の方にドクターヘリを巡るゴタゴタがあって・・・。(ネタバレになるのでやめます)
海堂ワールドも終盤に向かっています。
さて、海堂さん、どう終わらせてくれるのでしょうか。
早くしてくださいね。そろそろ私の興味も尽きかかっていますから。
その上、ヘリにはお金がかかりますから。
どこでも同じような医療を受けられるようにするにはどうしたらいいんでしょうね。
世良と速水という二人の主要人物が登場し、話はどういう方向へと向かっていくのかと期待する向きもあるかもしれませんが、期待は裏切られると思います。
地域医療の現状が仄かなユーモアと共に語られているだけだからです。
あ、最後の方にドクターヘリを巡るゴタゴタがあって・・・。(ネタバレになるのでやめます)
海堂ワールドも終盤に向かっています。
さて、海堂さん、どう終わらせてくれるのでしょうか。
早くしてくださいね。そろそろ私の興味も尽きかかっていますから。
堂場瞬一 『第四の壁』 ― 2012/01/07

警視庁・刑事総務課に勤める大友鉄は、大学時代に劇団に属し、役者をしていたイケメン刑事です。
彼のシリーズは三作目。前作の紹介で書きましたが、大友は妻が亡くなったため一人息子の面倒をみるために勤務時間が終われば即帰宅できる総務課に異動していたのです。しかし、何故か上司からリハビリと称し現場の仕事を押しつけらるのです。
そんな彼ですが、今回は自ら事件に飛び込んでいきます。
それというのも、事件は彼がかつていた劇団「夢厳社」の公演で起こったのです。
大友は劇団創立二十周年記念公演を息子を連れて見に来ていました。
今や劇団「夢厳社」は「最もチケットが取りにくい劇団」になっていました。
芝居は彼も演じたことがある「アノニマス」。
第一部で独善的な劇団代表が殺され、第二部では主宰者を失った劇団員が酒場で推理を繰り広げ、最後に犯人を暴き出すのが大友の役回りでした。
舞台の上で、劇団代表を演じていた、「夢厳社」の主宰者笹倉が殺されたのです。
友人たちが容疑者になっているので、本来なら大友は事件から外れるのが筋でしたが、彼は劇団のことを知っていることが有利に働くと思い、自ら申し出て事件にかかわることにします。
相棒がこのシリーズのファンだったのですが、彼と私の評価が一致しました。
三作の中で一番つまんない。
私は途中までは面白く読んでいましたが、大友がグダグダとしょうもないことを考え堂々巡りが始まった時点で、嫌になってきました。
その上、犯人があっけなくわかってしまうし・・・。
仲村トオルが主人公の大友役でドラマ化されるそうです。
テレビがないので見られませんが、どうなんでしょうね。
仲村トオルがイケメン刑事?考えてもみませんでした。
また御茶ノ水に用事があったので、神田明神まで行ってみました。
三が日も過ぎているのに参拝する人の行列ができていました。
用事をすませてから再び行くと、行列する人が増えています。

仕方ないので、神田明神には別の日に参拝することにし、知り合いの受験生のために湯島天神まで歩いて行くことにしました。
歩きながら思い出したのが、苺シャンデです。美味しかったので、もう一度買ってみようと思ったのです。今度は小を6個買って、相棒と二人で3つずつ食べようかと思ったのですが、残念ながら小は作っている最中で、チョコが固まるまで15分はかかるとのこと。
仕方ないので大を2個買いました。

上には甘さ控えめの生クリーム。中に大きな苺一粒、一番下にビスケットがあります。ペロッと食べてしまいました。

湯島天神では待たずにすぐに拝めました。受験生はサッサと参拝を済ませてしまったのでしょうね。
ベタですが、鉛筆を買ってきました。
湯島天神の名前が入ったシャーペンでも売り出せば売れそうです。
シャーペンなら受験場にも持っていけ、使えるのにね。
「フェルメールからのラブレター展」@Bunkamuraザ・ミュージアム ― 2012/01/09

この≪手紙を読む青衣の女≫が修復を終わって、初のお目見えということで話題になっている「フェルメールからのラブレター展」に行ってきました。
展覧会も後半になると混むという噂でしたが、今でも混んでいます。
午前中に見たのですが、午後の三時過ぎに会場の前を通り過ぎると、入場券売り場に10人以上の人が並んでいました。
このままでいくと、後半には人の頭しか見えない状態になりそうです。
1時間ごとに入場者を決めるとかいうように、混雑状況を緩和することを美術館も考えていいと思うのですが。
日本にいてフェルメールを見られるということはありがたいことです。しかし、何万人入ったと自慢することはもう止めて、じっくりと落ち着いて鑑賞できる環境づくりをして欲しいものです。
思い返してみると、フェルメールがこんなに人気になったのはいつからでしょうか?私がオランダを旅行した頃は、フェルメールはそれほど評判になっていませんでした。
この展覧会にはフェルメールの作品は三作、展示されています。
ポスターの≪手紙を読む青衣の女≫の他に≪手紙を書く女≫と≪手紙を書く女と召使≫です。
左側に窓があり、そこから光が入っているという構図はフェルメール独自というわけではないようです。絵画史をよく知らないのですが、室内を描くというのが17世紀のオランダ絵画の主流だったのですかね。
ピーテル・デ・ホーホの絵(↓≪室内の女と子供≫)では奥の戸が開いていて別の部屋が見えるようになっています。こういう構図もこの頃の絵画に多いです。絵を習っている友人曰く。「遠近感がわかるように描いているのかしら」
展覧会も後半になると混むという噂でしたが、今でも混んでいます。
午前中に見たのですが、午後の三時過ぎに会場の前を通り過ぎると、入場券売り場に10人以上の人が並んでいました。
このままでいくと、後半には人の頭しか見えない状態になりそうです。
1時間ごとに入場者を決めるとかいうように、混雑状況を緩和することを美術館も考えていいと思うのですが。
日本にいてフェルメールを見られるということはありがたいことです。しかし、何万人入ったと自慢することはもう止めて、じっくりと落ち着いて鑑賞できる環境づくりをして欲しいものです。
思い返してみると、フェルメールがこんなに人気になったのはいつからでしょうか?私がオランダを旅行した頃は、フェルメールはそれほど評判になっていませんでした。
この展覧会にはフェルメールの作品は三作、展示されています。
ポスターの≪手紙を読む青衣の女≫の他に≪手紙を書く女≫と≪手紙を書く女と召使≫です。
左側に窓があり、そこから光が入っているという構図はフェルメール独自というわけではないようです。絵画史をよく知らないのですが、室内を描くというのが17世紀のオランダ絵画の主流だったのですかね。
ピーテル・デ・ホーホの絵(↓≪室内の女と子供≫)では奥の戸が開いていて別の部屋が見えるようになっています。こういう構図もこの頃の絵画に多いです。絵を習っている友人曰く。「遠近感がわかるように描いているのかしら」

この展覧会で私的に面白かったのが次の三点の絵です。
最初は学校の様子を描いたヤン・ステーンの≪生徒のお仕置きをする教師≫。

足元に破かれたテスト用紙。周りの子どもたちは面白そうにお仕置きをされる子を見ています。子どもの表情がいいです。
教師の持っている木の匙のようなものが生徒の手を打つんでしょうね。イギリスなどの映画で、罰としてお尻を打つ場面を見た覚えがありますが、オランダの学校では手の平を叩くんですね。この子は叩かれるのが怖くて泣いているんでしょうか。

エドワード・コリエルの≪レター・ラック≫のようなものが、この頃に描かれていたのですね。イギリスの新聞や羽ペン、レター・オープナー、封蝋、ろうそく、スタンプなど手紙を書く時に必要な道具が描いてあります。当時の手紙を書く道具がわかって面白いです。
この展覧会で一番好きなのが、若くで亡くなったというアンドリース・ファン・ボホーフェンの描いた≪テーブルに集うファン・ボホーフェンの家族≫です。

一人一人が生き生きと描かれています。やっぱり自分の家族ですから、一人一人の個性を知っていますからね。(こちらをジーと見られている感じでちょっと気持ち悪いけれど)宗教心の篤い家族の絆が感じられる作品です。
17世紀のオランダ絵画はこの頃の風俗がわかって面白いのですが、絵として好きかどうかと言われると、「好きでも嫌いでもない」としかいいようがありません。
友人は「私はこういう緻密な絵よりももっと大胆な筆遣いの絵の方を書きたいと思う」と言っていました。
ザ・ミュージアムでは3月31日から「レオナルド・ダ・ヴィンチ――美の理想展」、8月4日からは「レーピン展」、10月は英国水彩画展をやるようです。
『怖い絵 3』で紹介されていたレーピンの『皇女ソフィア』が来るようです。怖いもの見たさで、見に行きたいですわ。
ドゥ・マゴ・パリでランチをしました。
フェルメール展開催記念メニューのひき肉のローストレモンソースを食べました。

友人曰く。「なんだ、普通のハンバーグじゃない」
そうですね。ハート形をした、ちょっと硬めのハンバーグという感じです。
この展覧会の後、友人と別れ、相棒と待ち合わせをして恵比寿まで行ってきました。
ガーデン・プレイスではまだライトアップをしていました。


用事をすませ、夕食に入ったのが駅からちょっと遠いイタリア料理屋。いつまでたっても客が入ってきません。最後まで私たちだけでした。

白アスパラガス(写真)とかフランス産三種類のキノコのソテー、イタリアの野菜(名前を忘れた)のフリットなど美味しかったのですが。場所ですかね・・・。
そろそろお正月気分から仕事モードに気持ちを戻さなければなりません。
あ、ついでに正月太りの2キロも落とさなければ・・・。
(写真はiPhoneで撮ってみました)
あ、ついでに正月太りの2キロも落とさなければ・・・。
(写真はiPhoneで撮ってみました)
上田早夕里 『菓子フェスの庭』 ― 2012/01/11

『ラ・パティスリー』の続編。
西富百貨店芦屋支店企画部に勤める武藤隆史は甘いものが大嫌い。
それなのに、部長からスイーツの企画を担当するようにと言われてしまいます。
西宮ガーデンズにある喫茶と販売の店<パレドゥース>で行う期間限定のお菓子フェスティバルの企画です。
どうしようもないので、部長の許可をとり同じ企画部の後輩でお菓子大好き人間の緒方にアドバイスを受けることにします。本音は苦手なスイーツですから、どうやって彼女に手伝って、いいえ、自分がお菓子にタッチせずに、緒方を利用できるかと考えていました。
しかし、そうは問屋が卸さない。
お菓子フェスに参加してもらう菓子店選定のためには、味をチェックしなければならないのです。
胃の調子は最悪。胸焼けは最高潮。
そんな時、<ロワゾ・ドール>で森沢夏織の作った「ウフ・ア・ラ・ネージュ(淡雪)」を食べて、武藤は自分のように甘いものが苦手なお客さまにもおいしく召し上がって頂けるものも出そうと思いつきます。
武藤からの提案を受け入れ、菓子フェスの担当となった夏織はブラン・マンジェの新作を作ることにします。
ブラン・マンジェとは「牛乳をゼラチンで固めただけのシンプルなお菓子」です。
ミルク・プリンとか牛乳ゼリーみたいなものです。
さて、夏織はどういうお菓子を作るのでしょうか。
前作とは違い、内容的にはあまり面白くありません。もちろん、お菓子を作る上での色々な苦労話は興味を持って読めました。しかし、途中から武藤がストーカーじみてきて、面白さも半減してしまいました。お菓子嫌いがたまたま口に合うお菓子に出会ったからといって、そのお菓子を作る人を好きになりますか?
この本の中で一番食べてみたいのが、ドイツ菓子のオペラ・フレッド。
「チョコレートの香りをつけた本格的なコーヒーに、香ばしいクッキーを軽く浸して食べているような印象」
「昼下がり、風通しのいいオープンカフェで、お洒落な雑誌のページをめくりながら一緒に楽しむような――そんな印象のお菓子」
チョコレートとコーヒーのムースを交互にかさねてあり、フランス菓子のチョコレートケーキ、オペラをモデルに、イタリア風に創作したお菓子だそうですが、実際に作っているお店があるのかしら?お店があったら是非食べてみたいです。
この頃の私は美味しいケーキを食べても、あまり感動もなく食べるのですが、美味しくないケーキを食べて、あの時のあのケーキは美味しかったんだとつくづく思うのです。それだけ美味しいケーキのお店が増えたということですね。
美味しいケーキといえば、ギャレット・デ・ロワを食べました。
フランスでは1月6日の東方の三賢人がキリストを神の子として発見したとさせる祝日「公現祭(エピファニー)」に食べるお菓子です。

普通はクレーム・ダマンドゥ(アーモンドクリーム)をパイで包み、焼き上げるのですが、アーモンドクリームのは食べたことがあるので、杏とピスターシュのを頼みました。

サクッとしたパイの食感と杏のすっぱさがきいた、とっても美味しいものでした。
残念だったのは、中に入っていたフェーヴ(陶器の人形)。
この菓子の中にはフェーヴ(そら豆の意味)が入っており、切り分けた時にそれを引き当てた人にその一年幸運が続くと言われているのですが、なんとこんなのでした。

ハロウィーンですかぁ。今は一月ですよ。違うフェーヴはなかったんですかぁ。
<ニジンスキー・ガラ>東京バレエ団 ― 2012/01/14
今年最初のバレエ鑑賞です。

<レ・シルフィード>
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:フレデリック・ショッパン
プレリュード:吉岡美佳
詩人:ウラジーミル・マラーホフ
ワルツ:佐伯智香
マズルカ:奈良春夏
コリフェ:矢島まい、川島麻実子
<ジゼル>のようなロマンチック・バレエ。
白いチュチュを着た空気の妖精たちが踊ります。
東京バレエ団の古典作品を見たことがなかったので、群舞がどうなのだろうと興味がありました。座席がよく、全体が見渡せられるところだったので、群舞の踊りがよく見えました。体型も踊りもそろっており、これが東京バレエ団の・・・という評判を垣間見られました。
群舞が出てくると、一週間の疲れからか(笑)ウトウトと・・・。
振付:ミハイル・フォーキン 音楽:フレデリック・ショッパン
プレリュード:吉岡美佳
詩人:ウラジーミル・マラーホフ
ワルツ:佐伯智香
マズルカ:奈良春夏
コリフェ:矢島まい、川島麻実子
<ジゼル>のようなロマンチック・バレエ。
白いチュチュを着た空気の妖精たちが踊ります。
東京バレエ団の古典作品を見たことがなかったので、群舞がどうなのだろうと興味がありました。座席がよく、全体が見渡せられるところだったので、群舞の踊りがよく見えました。体型も踊りもそろっており、これが東京バレエ団の・・・という評判を垣間見られました。
群舞が出てくると、一週間の疲れからか(笑)ウトウトと・・・。
<薔薇の精>
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:カール・マリア・フォン・ウェーバー
薔薇:ディヌ・タマズラカル
少女:高村順子
<薔薇の精>も二度目です。
前回はオペラ座のエイマンのでした。タマズラカルはマラーホフ期待の若手だとのこと。色気の感じられない薔薇の精でしたが、薔薇には色気はいらないか・・・。
ディヌ君は前回<チャイコフスキー>で見ていました。
<牧神の午後>
振付:ワツラフ・ニジンスキー
音楽:クロード・ドビュッシー
牧神:後藤晴雄
ニンフ:井脇幸江
なんとも不思議な踊りでした。
ニジンスキーの<牧神の午後>は有名な作品ですが、出てくるダンサーたちは横向き。まるで古代ローマかどこかの壁画風か、と思っていたら、プログラムにニジンスキーが古代ギリシャ陶器の図柄から思いついたと書いてありました。そうそう、ギリシャです。あれは陶器に描いたからああなっているんであって・・・とニジンスキーに言いたくなりました(笑)。
ニジンスキーの踊った当時も「観客はとまどいを隠せず」だったそうです。なるほどとうなずけます。今でも ? という感じです。
演奏が某管弦楽団なので、特に管楽器が心配でしたが、(悪い方の)期待通りの演奏でした。
<ペトルーシュカ>
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:イーゴリ・ストラヴィンスキー
ペトルーシュカ:ウラジーミル・マラーホフ
バレリーナ:小出領子
ムーア人:森川茉央
シャルラタン:榎本弾

マラーホフ熱演。彼って結構コミカルな役があっていますね。<シンデレラ>では甘いもの好きのバレリーナの役をやってましたから(笑)。
にぎやかな町の様子から始まります。
実は席事態はとっても見やすくてよかったのですが、後ろに座っていた人がひどかったです。友達と自分の娘と一緒に来ているらしいのですが、久しぶりにあったのかおしゃべりがすごいのです。特にこの町の時にずーとしゃべりっぱなし。テレビを見ているのではないのですよと言いたくなりました。
魔法使いに生命を吹き込まれた人形のペトルーシュカは同じ人形のバレリーナに恋します。しかし、彼女はムーア人を誘惑します。二人がイチャイチャやっているところにペトルーシュカが乗り込むと、怒ったムーア人に追いかけられ、最後は殺されてしまいます。
ペトルーシュカの悲哀が胸に染みます。(本来なら、たぶん・・・)
バレエも進化しているんだなということがよくわかる舞台でした。
にぎやかな町の様子から始まります。
実は席事態はとっても見やすくてよかったのですが、後ろに座っていた人がひどかったです。友達と自分の娘と一緒に来ているらしいのですが、久しぶりにあったのかおしゃべりがすごいのです。特にこの町の時にずーとしゃべりっぱなし。テレビを見ているのではないのですよと言いたくなりました。
魔法使いに生命を吹き込まれた人形のペトルーシュカは同じ人形のバレリーナに恋します。しかし、彼女はムーア人を誘惑します。二人がイチャイチャやっているところにペトルーシュカが乗り込むと、怒ったムーア人に追いかけられ、最後は殺されてしまいます。
ペトルーシュカの悲哀が胸に染みます。(本来なら、たぶん・・・)
バレエも進化しているんだなということがよくわかる舞台でした。
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