「~パ・ド・ドゥ for Toes & Fingers ~」 TRANS-SIBERIAN ART FESTIVAL IN JAPAN @サントリーホール ― 2016/06/18
犬を飼ってから海外旅行も夜の遊びも自粛しているのですが、今回は好きなダンサーのザハーロワと夫でヴァイオリニストのワディム・レーピンが共演するというので見に行ってきました。
久しぶりの六本木アークヒルズ。
ホールの前でビアホールをやっていて、椅子に座ってビールを舐めたく(飲めないので)なりました。
プログラムの前にソ連と日本のお偉いさんの挨拶&安倍首相からのメッセージを読みあげたので、20分ほど時間がかかりました(長すぎ?)。
演目は次の通りです。
≪モーツァルト:ディヴェルティメント ニ長調 K.136より第1楽章≫
演奏:フェスティバル・アンサンブル
かろやかなモーツァルトで幕開けです。
舞台左に楽団が座り、真ん中から右はバレエ用に空いています。
『Distant Cries』
振付:エドワード・リアン
音楽:アルビノーニ / オーボエ協奏曲ニ短調 作品9-2より第2楽章
バレエ:スヴェトラーナ・ザハーロワ、ミハイル・ロブーヒン
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
レーピンが暗闇からそっと前にやってきて、ヴァイオリンを弾きます。
≪メンデルスゾーン:ヴァイオリンと弦楽のための協奏曲 ニ短調より第2、3楽章≫
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
『Plus. Minus. Zero』
振付:ウラジーミル・ヴァルナヴァ
音楽:ペルト / フラトレス
バレエ:スヴェトラーナ・ザハーロワ、ウラジーミル・ヴァルナヴァ
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
≪クライスラー:中国の太鼓≫
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
『Revelation』*録音音源使用
振付:平山素子
音楽:ジョン・ウィリアムズ / 「シンドラーのリスト」より
バレエ:スヴェトラーナ・ザハーロワ
≪チャイコフスキー:「レンスキーのアリア」≫
≪モンティ:チャールダーシュ≫
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
『瀕死の白鳥』
振付:ミハイル・フォーキン
音楽:サン=サーンス / 組曲『動物の謝肉祭』より「白鳥」≫
バレエ:スヴェトラーナ・ザハーロワ、ウラジーミル・ヴァルナヴァ
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
≪ポンセ(ハイフェッツ編):エストレリータ≫
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
『レ・リュタン』より(抜粋)
振付:ヨハン・コボー
音楽:バッジーニ / 妖精の踊り 作品25
バレエ:スヴェトラーナ・ザハーロワ、ミハイル・ロブーヒン、
ドミトリー・ザグレビン
演奏:ワディム・レーピン&フェスティバル・アンサンブル
レーピンはクマさんみたいな太った人かと思っていましたが、想像していたより痩せていました。
今日は妻のバレエがメインだと割り切っているようで、ヴァイオリンを暗譜でサラッと楽しそうに弾いているのが印象的でした。
思ったよりも繊細な音を出す人でした。
彼がガチで協奏曲を弾くのを聞いてみたいと思いました。
久しぶりのザハーロワさんは相変わらず細く、綺麗で、踊りも完璧でした。
今回はレーピンを聞くというよりはザハーロワを見たいという人たちが多そうです。
ブラボーおじさんも健在、拍手も盛大でした。
私的には『Distance Cries』と『瀕死の白鳥』、『Revelation』が好きです。
『レ・リュタン』が最後を飾るにふさわしく、明るい演目で、最初にロブーヒンとレーピンの日本語によるコントがあり、笑わせてくれました。
ザハーロワはキュートでした。
カーテンコールでは3人がバシッと得意の技できめてくれました。
レーピンが誇らしげに妻の手を取る姿がほほえましかったです。
耳(音感)の悪い私にはわかりませんが、東京文化会館よりもサントリーホールの方が音の反響がいいのかしら?
いつもバレエ公演で不満に思う音もよかったので最高でした。
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