山口恵以子 『恋するハンバーグ 食堂のおばちゃん2』2019/05/02



『食堂のおばちゃん』の第二弾は、昭和40年代のお話。
ということは、そうです、二三の舅姑たちのお話です。
二人の馴れ初めから、「はじめ食堂」のなりたち、従業員や常連さんのことなどが書かれています。

二三の舅・孝蔵は帝都ホテルの副料理長でしたが、鮨屋を営んでいた父親が倒れたため、ホテルを辞めて「はじめ食堂」を開いたのです。
初めはホテルの味を安く提供するのだからお客は来るはずと思い込んでいたのですが、開店からどんどんお客が減っていきます。
孝蔵の妻・一子は鮨屋の常連だった近所の人に話を聞き、何が足りないのかを推測し、夫に教え、夫はそれを料理に取り入れたのでした。
そして、それから「はじめ食堂」はみんなに愛されるようになっていきます。

一子さんって結婚するために高校を辞めてしまいますが、もともと頭のいい人ですね。
夫の孝蔵さんも男のメンツなんて気にせずに妻の提案を素直に取り上げるところなんか、流石です。
こういう二人ですから、弟子には慕われ、「はじめ食堂」も人々に愛されていくのですね。

コンソメスープはあまり好きではないのですが、読んでいると飲みたくなりました。


今日は近所のお店でサラダランチをいただきました。
「はじめ食堂」のようなこってりしたハンバーグやコロッケ、グラタンなどもいいのですが、私はランチにはあっさりしたものが食べたいです。

コメント

コメントをどうぞ

※メールアドレスとURLの入力は必須ではありません。 入力されたメールアドレスは記事に反映されず、ブログの管理者のみが参照できます。

※なお、送られたコメントはブログの管理者が確認するまで公開されません。

名前:
メールアドレス:
URL:
コメント:

トラックバック

このエントリのトラックバックURL: http://coco.asablo.jp/blog/2019/05/02/9067352/tb

※なお、送られたトラックバックはブログの管理者が確認するまで公開されません。