泉ハナ 『外資のオキテ』2019/05/07



高村貴美子は英語を使う仕事にあこがれていました。
普通の企業に就職したけれど、その夢を忘れられなくて、会社を辞めて1年間語学留学をします。
そして、帰国後、外資系企業へと転職活動をしますが、どこからも相手にされません。
唯一面接してくれた企業で言われたのが、「語学留学は留学とは言いません」という言葉でした。
面接をした鈴木は貴美子に、まず派遣社員という立場で働くことを勧めます。
貴美子が最初に派遣された会社はオフィス閉鎖が決まっている外資系企業の秘書補佐でした。

二社目で貴美子はヒステリックで理不尽な上司に精神的に追い詰められていきます。
正社員ならなかなか辞める決心ができないでしょうが、派遣のいいところは契約内容と違う仕事はしなくていいところで、契約以外の仕事を頼まれた場合、派遣会社に連絡して対応してもらえるところです。
それなのに、貴美子は我慢して仕事をやり続けようとするのです
とにかく自分を認めてもらいたい、仕事を辞めさせられたくないという気持ちが強かったんです。

三社目でやっと能力を発揮できる職場が見つかったようです。

外資系企業を描いていますが、普通の会社に置き換えてもいい内容です。
自分に自信のなかった貴美子が最後にはこう思います。

「がんばって勉強したこと、がんばって仕事に取り組んだことに、私は自信をもっていいんだ。
 他の人がどう見るかとか、誰かの評価をどう得るかとか、そういうものとは関係なく、自分がしてきたことに自身を持つべきだったんだ。
 そうすれば、後悔することもないし、くじけることもない。」

私たちは人からどう評価されているかを気にかけますが、本当に大事なのは人ではなく自分なんですね。
自分の良い部分を自分が認めてあげる。
そうじゃないと二社目の貴美子みたくなっちゃいます。

若い会社員やこれから働こうと思っている人にお勧めのお仕事本です。

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