「ブラウン神父」シーズン7を観る2022/01/13



シーズン中に一回はレディ・フェリシアが登場するのですかね。シーズン7では2回も登場して楽しませてくれました。残念ながらシドは出てきません。

重婚、アナーキズム、オカルト、警察や宗教家の腐敗、幼児虐待、レイプ、復讐、DVなど現代にも通じる内容です。

<エピソード1・The Great Train Robbery>
初っぱなからレディ・フェリシア登場。
マッカーシー夫人とオペラを聞きに行き、マッカーシー夫人がサインを欲しがったため遅く帰る羽目になってしまいました。
電車の一等席は満席で、2等席に座ることになり、レディ・フェリシアはお冠。
そこに有名なオペラ歌手のビアンカ・ノーマンが通りかかり、レディ・フェリシアたちを彼女の特等席に招いてくれます。
しかしそこに2人組の強盗が押し入り、ビアンカが殺され、レディ・フェリシアとマッカーシー夫人は人質に。

レディ・フェリシアの真っ赤なドレスが素敵です。
彼女とマッカーシー夫人の言い合いに強盗たちもタジタジです、笑。
終いには彼らを黙らせて、二人で農場を乗っ取ってしまいました。
ブラウン神父はマロリー警部補に内緒でグッドフェロー巡査部長の助けを借りて捜査を開始します。

<エピソード2・The Passing Bell>
アガサ・レーズン・シリーズにも出てきた鳴鐘術が出てきました。
イギリスではどこの教会にも鳴鐘隊ってあるのでしょうか。
バンティが鳴鐘隊に潜入します。向いてるかも。

<エピソード3・The Whistle in the Dark>
ブラウン神父とバンティ、マッカーシー夫人はピクニックに行きます。
ブラウン神父は途中にある友人のワイズマン教授の家に寄って本を返します。
家の中には変な匂いが漂い、不気味な像が…。
教授のことが気になり、ピクニックには行かずに教授の家に押しかけるブラウン神父。
教授はオカルトのパーティを開くから、帰って欲しいと言いますが、神父は友人が心配で居座ります。
そこに客たちがやって来ます。

霊を呼ぶ笛だとか霊媒師だとか言ってもねぇ…。
私にとって怖いのはやっぱり生身の女性だわ。

<エピソード4・The Demise of the Debutante>
ローズウッド花嫁学校の生徒たちが踊っているのはメイポールダンスですよね。
母校の大学でやっていました。懐かしいです。

バンティが花嫁学校に潜入。制服を着たのですが、いたずらされ、制服の中に痒くなる草を入れられ、我慢できずにみんなの前で脱いでしまいます。
彼女に合う制服があったことに驚く(失礼)と共に、脱いだことに吃驚。
体格がマッカーシー夫人と変らなくなってしまいました。
マッカーシー夫人の不寛容さと変わり身の早さに感心しました、笑。

<エピソード5・The Darkest Noon>
ブラウン神父とマロリー警部補が電話である屋敷に呼び出され、行方不明になります。マッカーシー夫人とバンティはグッドフェロー巡査部長の助けを借りて、二人を探します。

前にも出てきたマッカーシー夫人のことが好きなハリーが大活躍。
マロリー警部補とブラウン神父は仲良くなれた…かな?

<エピソード6・The Sacrifice of Tantalus>
なんと、グッドフェロー巡査部長がマロリー警部補はかばって撃たれてしまい、命の危機にさらされます。マロリー警部補も肩の怪我で入院。
マロリーが昏睡状態のグッドフェロー巡査部長に心のうちを語ります。
そんな時にしか素直になれないのね。怪我のことを奥さんに言えないなんて、ひょっとして鬼嫁か。

二人が使いものにならないので、ロンドン警視庁から派遣されてきたのが、トルーマン警部補。アレ、どこかで見たことのある人です。
そうです、サリヴァン警部補です。彼は警察の不正を探る部署にいるらしく、捜査する時には偽名を使っているそうです。
彼はブラウン神父にちゃっかりと共に協力して捜査していこうと言います。
懐かしい顔も見られたし、ちょっとマロリー警部補が可愛らしく思える回でした。

<エピソード7・The House of God>
マッカーシー夫人は裕福な独身男性パトリックの家の庭仕事を手伝っていました。
そんなことをすると噂になるとバンティが心配しますが、マッカーシー夫人は意に介さず、パトリックに気があるので、いそいそとお洒落して出かけます。
ある日、食事に誘われます。そこには彼の姪と家政婦、家政婦の息子がいて、後から招かれていないのに元庭師がやってきます。
何やら不穏な雰囲気が漂います。

さて、マッカーシー夫人、待望の結婚ができるのか…。

<エピソード8・The Blood of the Anarchists>
ケンブルフォードにアナーキストの劇団がやって来て、公演中に次々と団員たちが殺されていきます。

ブラウン神父は信仰に疑問を持ったことはないかと聞かれ、司教に内緒だよい言いつつ正直に「時々は」と答えます。結構多いかも。
その後に、「あらゆる信条と同様信仰も問い直されるべきだ」と言う彼の真摯な姿勢がいいですね。

<エピソード9・The Skylark Scandal>
ブラウン神父とマッカーシー夫人、バンティはケンブルフォード歩こう会の一泊二日の旅に出かけます。
バスに乗ることにバンティは不満タラタラです。お嬢様には車があるからねぇ。
そこにマロリー警部補とグッドフェロー巡査部長が。地元民と触れ合うと点数になるんだって。ちなみに2点だってさ。
ホリングワース卿の土地にあるフットパスを通ろうとすると発砲されます。
イギリスには通行権があるはずよねぇ。
撃ったのはホリングワース卿で、娘のへティはバンティの寄宿学校時代の友人でした。後でへティは宿泊所にやってきて、バンティをパーティに誘います。

へティがもってきたドレスがバンティ、着れたのね。ゴメン、バンティが逞しすぎて…。
バンティたちのおかげで貴族のお嬢様たちのイメージが崩れて元にもどりません。

<エピソード10・The Honourable Thief>
レディ・フェリシアがケンブルフォードにやって来ます。
夫がダイヤモンド鉱山ビジネスで失敗し、破産の危機にあり、彼女が持っている宝飾品や美術品を競売にかけるそうです。
バンティは屋敷まで売るのかと心配します。だって屋敷がなくなると、自分の親のいる屋敷に帰らなければならなくなり、勝手気ままにできないもの。自分のことしか考えないのねぇ。

レディ・フェリシアが父親から貰った大事な首飾りが盗まれてしまいます。
盗んだのは首飾りの所有者は自分だと言ったソロヴェイに違いありません。
首飾りを取り戻すためにブラウン神父が助けを求めたのは、そうです、大強盗のフランボウです。
フランボウはソロヴェイに騙されたことがあり、復讐のためにこの仕事を引き受けます。

バンティが美女かぁ…。彼女ってスポーツやバカラなどの賭けが得意です。どんだけ遊んでんだか。
マッカーシー夫人はバンティの名付け親の役でバカラをやりますが、嫌みたい。
彼女は賭け事などの倫理に叛することが心底嫌いなのね。
レディ・フェリシアは今回、大酒飲みのメイド役です(↓)。結構似合っていました。


ブラウン神父がバカラで儲けたみたい。教会の修理代にするみたいです。神に仕える身で賭け事をしてもいいのかな、笑。
フランボウはレディ・フェリシアのことをどう思っているのかしら。
これから二人の間に何か起ったらいいのに、なんて思ったりしますが、ありそうもないわね。

相変わらずの面白さです。
シーズン8までプライムビデオで観られます。
シーズン9はいつ配信になるのかしら。長く続いてもらいたいシリーズです。


今週のおやつ。また可愛いクッキーを買ってしまいました。


ネコ缶です。どうせならイヌ缶もお願いします。

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