quiet colors

昨日の夜の『プロフェッショナル』では、ムシキングなどを作ったセガの開発部長植村氏が紹介されていました。
彼は自分の５歳になる娘をゲームセンターに連れて行ったところ、娘ができるゲームが全く無かったことから、子どもにも出来るゲームを作ろうと思い立ちます。
彼のモットーは「現場に出ろ、すべての答えはそこにある」。
そう思う彼はゲーム場に通い詰め何時間も子どもを観察します。
知らない人が見たら、危ないおじさんですよね。

部長である彼は自分ではゲームを開発してはいないようですが、部下にヒントを与え、考えさせ、部下自らに答えを出させるようにしています。
答えが出てくるまで、試行錯誤を見守り、答えを見つけるまで待つそうです。
部下が作ったゲームを自分自らがやり、駄目だしをしています。
結構怖い部長さんかもしれません。

部下をどう育てるか。
彼は育てるためには部下と会話をし、どんなに小さな声でも何を言おうとしているかを聞くようにしています。
そして、部下に成功体験を積み重ねさせ、やる気をださせるそうです。

ゲームをしている彼は本当に子どものようです。
ゲームが心底好きなのですね。
彼こそは、好きを仕事にした、幸せな人なのかもしれません。

彼の言うプロフェッショナルとは、「ゆるがないビジョンを持っている人」。
彼こそそういう人なのでしょう。