動物の言葉がわかったら・・・2006/06/16

週刊文春をたまに読みます。その中でも、動物行動研究家の竹内久美子さんの書いている『ズバリ、答えましょう』はいつもおもしろく読んでいます。
今回は『子ども電話相談に「どうしてイヌは人間の言葉がわかるのに、人間はイヌの言葉がわからないのですか?」という質問があったのに、回答者はバウリンガルの話でお茶を濁した。実際のところ、どうしてわからないのでしょうか?』というものです。
「バウリンガル」はイグ・ノーベル賞を受賞したそうです。
イグ・ノーベル賞とは、ノーベル賞とIgnoble(下品な)をもじったものだそうです。
笑えて、かんがえさせられるものに与えられるそうです。
何故イヌ語翻訳機「バウリンガル」はあるのに、ネコ語翻訳機「ミャーリンガル」はないのでしょうかね?
実は私はネコと片言ですが、話せます(ウソ)。
竹内さんは、「動物行動学の父」コンラート・ローレンツ(彼の本を大学時代読み、動物行動学にちょっと興味を持ちました)のコクマルガラスの例をあげたり、日本のサル学(というものがあったのだ)の基礎を築いた伊谷純一郎の例などいろいろとを紹介しています。
彼女の結論は、「本気を出せば人間も動物の言葉の理解が可能」だそうです。
そうか、我々人間は本気を出していなかったのか・・・。
手塚の「ブッダ」を読むと、お釈迦様は動物とも話せたらしいですものね。
ひょっとして、超能力のある人は動物と話せるのかもしれません。
動物と話ができると楽しいかもしれませんが、何を知っているのか、ちょっと怖いですよね。