劇団四季の「キャッツ」を観る2007/01/20

     <グリザベラ>

この前は頂き物のチケットだったため、横から観たのですが、今回はしっかりと前売りを買いましたが、それでも正面からちょっと左横。
なかなか舞台真っ正面の席は買えません。
世の中に「キャッツ」ファンがたくさんいて、何回も繰り返し観てるそうな。
そういう人たちに優先的に売られているのかしら?

ちょっと「キャッツ」について調べてみました。
なんとあのT.S.エリオットの詩集、”Old Possum's Book of Practical
Cats”にアンドリュー・ロイド=ウェバーが曲をつけたのだそうです。
もちろん、エリオットの詩だけでは足りないので、何曲かはオリジナルなのでしょうね。

年に一回のジェリクル舞踏会にジェリクル・キャッツたちが集まってきます。
ジェリクル・キャッツは普通の猫とは違い、特別な猫。
名前を3つ持っているからです。
ひとつは人間につけられた名前、二つ目はその猫の個性にあった独特の名前、三つ目はその猫しか知らない、神聖な名前。
そして、何よりも特別なことは、もう一度生まれ変わることができるということです。
ジェリクル舞踏会は、年に一度、長老のオールドデュトロノミーが、生まれ変わることのできる猫を発表する場なのです。

生まれ変わろうと思う猫たちが、舞台の上を踊り回ります。
最初に出てきたのは、昼間に寝てばかりいるおばさん猫、ジェニエニドッシ。
彼女は夜にネズミやゴキブリたちに音楽などを教えています。
2番目はラム・タム・タガー。雌猫にもてまくりの猫です。
その後、金持ちで食べるのが好きで、政治が大好きなバストファージョンズ、劇場を愛し、劇場に住み着いている猫アスパラガス、鉄道が好きな猫スキンブルシャンクスなどが出てきます。
アスパラガスの時には、ちょっとした劇があり、東洋風です。
スキンブルシャンクスの時には鉄道旅行の楽しみが味わえます。
でも、なんと言っても圧巻なのは、昔娼婦をしていたグリザベラの歌う『メモリーズ』です。
自分も舞踏会に出たいと思ってやってきたのですが、みんなに拒否されます。
その時に歌う「メモリーズ」は胸をうちます。

Touch me
It's so easy to leave me
All alone with the memory
Of my days in the sun
If you touch me
You'll understand what happiness is

Look
A new day has begun

"Touch me"というところで、不覚にもついホロッとしてしまいました。(劇団四季ですから、日本語で歌っています)
上演期間によってキャストが違うようで、前のグリザベラより、今回のグリザベラの声の方が私は好きです。
ミストフェリーズは相変わらず、おいしい役です。
踊りがすごいですね。2回目なので、慣れてしまったのか、前回ほどびっくりしませんでしたが。
そうそう、通路側に座っていたので、猫の俳優が横にいたり、握手を強制されたして、私的にはちょっと困りました。

そういえば、ロンドンで「ロッキー・ホラー・ショー」を観に行った時のことを、思い出しました。
劇場の近くのマックに入ると、なんと男の人が上半身にタキシードを着ていて、下は…ズボンをは・い・て・い・な・い!。
なんだろうと思っていると、「ロッキー・ホラー・ショー」を観るための仮装だったのです。
また観たい(何を?)ですね

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