「ミス・ポター」を観る2007/09/18

今日は思いきって(特に意味はないのですが・・・)有楽町で『ミス・ポター』を観ることにしました。
普通の日なので、中年以上の人が多く、後ろに座っていた主婦なんか、観てる最中の反応が良すぎ、自宅のお茶の間気分でした。
前には老夫婦が。こういう風に年取ってからも一緒に映画を観られるなんていいな、と思ったのですが、おいおい旦那さん、映画の最中にも帽子を被っていることはないでしょう、笑。

ポターの時代に生きる女性は、本当に大変だったんだなと思います。
小さい頃から結婚するのよと言われ続け、年頃になって、断り続けると嫌みを言われ、やっと愛する人が出来たから結婚したいと言うと、身分が違う。
いい加減にしてよという感じですね。
特にお母さんはすごい。
我が母にもああいうところがあるので、ポターの苦労がよくわかります。
理解はできなくても、互いに生き方を認めることぐらいはしてほしいですよね。

悲しい初恋に破れ(この場面では後ろからすすり泣きが)、湖水地方に移り住んだポターですが、その後の行動が素晴らしいです。
湖水地方の美しい景色を後生に残すために、開発業者に土地を買わせないように、土地が売りに出れば買い、死後ナショナル・トラストに寄付をしたそうです。
彼女のおかげで、今の湖水地方が残ったのです。
最後に同じ志を持った幼なじみの弁護士と結婚したことがわかり、幸せになれてよかったねと言いたくなりました。
が、やはり母は強かった。
今度も反対したそうです。

湖水地方の美しい景色をみるための映画です。
まだ行っていないので、来年ぐらいには訪ねてみますわ。