「オーロラ」を観る2008/07/27

パリ・オペラ座が協力したとかなので、期待をして観たのですが、特に観なくて良かったようです。
唯一、王妃役のキャロル・ブーケの美しさだけが慰めになりました。

ある王国の王女オーロラ姫は踊るのが大好き。
ところが何故か、この国では踊ることが禁じられていました。
というのも、国王と王妃は舞踏会で出会い、王妃は踊り子だったらしいのです。
王妃は王との愛のために踊ることを止めたのでした。

王の側近は、財政が破綻していることを王に言います。
そして、それを避けるためには、オーロラ姫を金持ちの王子と結婚させることであると進言します。
実はこの側近、王国のお金を着服していたのです。

相手の王子に贈るために、画家が招かれ、オーロラ姫の絵を描きます。
やがてオーロラと画家は愛し合うようになります。
オーロラ姫は好きな人以外とは結婚したくないと言います。
王妃はオーロラの味方をしますが、そのために毒殺されてしまいます。

三度の舞踏会の後、側近は自分に少しお金があるから、自分がオーロラ姫と結婚すると言いだします。
牢獄に入れられていた画家は逃げだしますが、捕らえられ殺されてしまいます。
そして、側近は軍隊を使い、国を乗っ取ろうとしますが…。

踊りが好きな王女様役の女の子マルゴ・シャトリエはオペラ座バレエ学校の生徒だそうです。
愛に生きるというには、幼すぎるような気がしました。
画家がスターダンサー、ニコラ・ル・リッシュ(「ル・パルク」に出てました!)だそうですが、残念。
全然格好よくない。なんか貧乏くさい顔をしています(失礼)。
オーロラ姫が好きになるという設定は無理でしょう。
せっかくのスターダンサーなんだから、もっと踊る場面を多くすればよかったのに。
他にもいいダンサーがでていたようですが、その踊りが不気味で、ホント、もったいない映画でした。