「プロヴァンスの贈りもの」を観る2008/07/28

この頃映画がいい時間帯にやっていないので、DVDを観ることになってしまっていますが、たいていの映画はDVDでも良いようです。
この『プロヴァンスの贈りもの』も映画館で観ようと思ったのですが、新宿をうろつくのが面倒でやめていました。
でも、それでよかったようです。
ロマンチックな映画かと思っていたのですが、コメディタッチでした。

ロンドンに住む金融トレーダーのマックスは、上司が休暇を取っている間に、乗っ取りをするという阿漕な男。
今度も違法スレスレのことをやって、利益を上げました。
そんな彼の所に、プロヴァンスに住んでいたヘンリーおじさんが亡くなったとの知らせが来ます。
マックスが彼の遺産を継ぐことになり、その手続きのために、プロヴァンスに行くことになります。

常に携帯電話を持ち歩き、指示を出すマックス。
自動車に乗っているときでさえ、携帯を手放さず、自転車に乗っていた地元のレストランを経営しているファニーを轢きそうになったことにさえ気づかないのです。
でも、後でファニーにプールに落とされ、水攻めにされて、いい気味です。

ヘンリーおじさんが残してくれたのは、プロヴァンスにあるシャトー。
そこで幼い頃、マックスは夏を過ごしていました。
初めは売ってしまおうと思っていたのですが、しばらく過ごすうちに、ヘンリーと過ごした日々を思い出していきます。

しばらくしてヘンリーの娘と名乗る女性が現れます。
彼女が本当の娘だったら、遺産は彼女の物。
焦るマックス。

シャトーで働いているデュフロ夫妻も印象的です。
葡萄栽培に命をかけている夫と、面倒見のいい妻。
夫はシャトーを売らないようにとマックスを説得しようとします。
彼とマックスの戦いも見物です。

幼い頃のマックス役が、なんとフレディ君です。
かわいいですよ。
なんだかんだとあるのですが、結局マックスはプロヴァンスの魅力に囚われてしまいます。
もちろん、女性の力が絶大ですが。
人生に必要なものは一体なんなのでしょうか。人それぞれでしょうが、マックスが選んだのは…。

ハッピーエンドがお好きな人はどうぞ観てください。
そうそう、ラッセル・クロウはトレーダーには見えませんでした。
ただのもさいおやじだ(失礼)。