ジョン・J・ラム 『偽りのアンティークベア事件』2013/01/24

おしどり探偵シリーズの三作目。


テディベア好きで、テディベア作成もしているブラッドリー&アシュリー・ライオン夫妻の活躍するシリーズです。
前回の『天使のテディベア事件』で、ブラッドリーのあまりにもお下品な言葉とジョークにノックダウンされてしまいましたが、今回は意外にも前ほど下品ではなく、まともになっています。
翻訳者さんが変わっていないようなので、作者が少しは考えたのでしょうかね?

ある夜、何者かがライオン夫妻の家に押し入り、貴重なアンティークベアを盗んでいきました。
犯人もアンティークベアも見つからず、気落ちをしているライアン夫妻。
そんな時、彼らの住んでいる町のレメルケンプ・ミルに日本のやくざが現れます。
気になったブラッドリーは彼らの後をつけて歴史博物館まで行きます。
博物館では館長が殺されており、その上、展示してあったキルトとテディベアが偽物と入れ替わっていることがわかります。
ライオン夫妻のアンティークベア盗難と博物館の事件は関係があるのでしょうか。
元サンフランシスコ市警察強盗殺人課の刑事だったブラッドリーは保安官のティナを助けて事件を解決していきます。

いつもいつも感心するのは、ライオン夫妻の仲の良さ。
40歳を過ぎた夫婦でもこんなにラブラブなんて、いいですね。
驚いたのは、奥さんであるアシュリーのチャレンジ精神。
なんと保安官助手の仕事をしてみたいと言うんです。
もちろんブラッドリーは反対なんかしません。奥さんのことを誇りに思っています。夫の鏡ですね。

テディベアは可愛いですが、何十万、何百万もするアンティークベアなんか買おうとは思いません。
それよりもブラッドリーの作っているソビエト軍のテディベアなんか、おもしろそうで見てみたいです。
クマとハードボイルドは合いそうもないですが、どうなんでしょうね。

下品な言葉とジョークがそれほど鼻につかなくなったので、次回作が楽しみになりました。
一体どんなテディベアが登場するのでしょうか。


<今日のわんこ>
うちの犬はおやつを見せたら、ふせっぽい格好をするようになりました(写真)。


おやつがなければやらないというのが、ちょっと悲しいです。
この頃食い意地だけはすごくて、ちょっとデブになってきています。
ケージのなかでクンクン匂いを嗅ぎまわっているので、なんだろうと思ったら、ケージの外におやつの残りがありました。
おやつを食べたいから探し回っていたんです。
ケージから出してみると、おやつに気づき、パッと飛びつき、口の中に入れ、盗られないように走って逃げて行きました。別に取らないのにね。

体重は2.4キロになりました。

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