「オルセー美術館展 印象派の誕生―描くことの自由」@国立新美術館2014/07/11

いつもは終わる頃に行くことが多いのですが、購入した1874チケットが期間限定だったので急いで行ってきました。
期間限定って買ってから友人が気づいたのです。
私ってよく説明を読まずに買って、後から気づくことが多いです。
気をつけなければ・・・(恥)。


左がプリントアウトした1874チケット。二人分で1874円でした。
バッグの中に入れておいたので、シワシワになっています。
右が 出品作品リストです。白い紙にそっけなく印刷してあるだけのリストが多い中、今回はかわいい冊子になっています。
今までの展覧会に比べて空いていて、ゆっくり見ることができました。
しかし、いいことばかりではなかったのです。
何故かクーラーがききすぎていて、「7章 肖像画」ぐらいから寒くて寒くて。
会場を出た人がみんな「寒い、寒い」と言っていました。
これはあまり会場にいすわられたら困る、いいえ、混まないようにという新美術館の心遣いでしょうか(笑)。

今回の展覧会はマネに重点を置いているようで、最初と最後がマネでした。
ポスターになっている「笛を吹く少年」と、どこがいいか私にはわからなかった「ウナギとヒメジ」や「シャクヤクと剪定ばさみ」、そして、晩年の「ロシュフォールの逃亡」で〆。
彼って人以外は下手な画家なのでしょうか?

私が一番気に入ったのは、ベタですが、ミレーの「晩鐘」です。


この絵の周りだけ神々しいほどの静けさに支配されていた気がします。

雪景色はとても描きにくいものだと思います。
白い雪ってどう表現したらいいのか。ただの白では質感がでないし・・・。
そう思っていたら、モネがお手本のような絵を描いていました。

            クロード・モネ 「かささぎ」

白でも色々な白があります。
この画面ではわかりませんので、是非会場で確かめてくださいませ。

マネ展に行った時に印象に残った女性がいます。
ベルト・モリゾです。
彼女の描いた絵が一点ありました。
女性が画家になるのが難しい時代でした。
彼女の姉も画家を志していたのですが、結婚して画家の道をあきらめたそうです。
その姉と子を描いた作品が「ゆりかご」です。


モリゾも結婚後、絵を描いていないそうです。
色々なことを語っている絵です。

うれしかったのは、モネの「死の床のカミーユ」が見られたことです。
この絵があると思っていなかったので、なんで人がいるのかしらと思って見てみるとびっくり。


実物はもっと淡い色でした。
背景をしらないと見過ごしそうな絵でした。

久しぶりにのんびり見ることのできた展覧会でした。
遅く行くと、また混みそうですので、見たい方は早くいくといいでしょう。

ランチはちょっと遅くなったのですが、三階の「ブラッスリー・ポール・ポキューズミュゼ」で食べることにしました。
今まで食べた時はお客さんは数えるほどだったのに、この日はめずらしく満員でした。でも、それほど待ちませんでした。
ランチ+前菜のMENU ROUGEにしました。


前菜は野菜を使ったあっさりしたもので、メインはチキン。


前に食べた時は結構胃にズシッときましたが、今回はそれほどこってりしていなくてよかったです。
デザートはクレームブリュレ。

次回、国立新美術館に来た時は六本木ランチにしようと思います。