小路幸也 『モーニング』2014/10/22



東京バンドワゴン・シリーズを書いている小路さんの他の作品を読んでみました。

『モーニング』とは、「朝(morning)」という意味ではなく「喪に服す」という意味です。スペリングが違って「mourning」です。

大学時代、今でいうシェアハウスのようなことをしていた4人が、その時一緒に暮らしていた仲間の突然の死により、20数年ぶりに葬儀で再開することになりました。

葬儀も終わり、それぞれの家に帰るために別れようとしている時に、俳優をやっている淳平が急に言いだします。
自殺をしようと思っていると。
自殺を思いとどまらせようと、私とワリョウ、ヒトシは淳平と一緒に車で福岡から東京へ帰ることにします。
淳平は自分が何故死のうと思ったのか、その理由を思い出してくれたら自殺を止めると言います。
4人は車の中で、大学時代のことを思い出し、語り合います。

学生時代で一番思い出があるのが大学時代です。
初めて親元を出て、一人暮らしを始めて、今思い返すと、あれほど自由な時はなかったと思います。
4人の思い出す大学時代も同様です。

彼らがある人物に最終的にどんなことをしたのかが気になりますが、大学時代はよかったなぁと純粋に思い、楽しく読める作品です。



この前、カレーを食べたくて行った吉祥寺の「まめ蔵」のスペシャルカレーです。
お肉は鳥肉でお願いしました。
このお店、かわいい店内で、カレー屋というよりも喫茶店風です。
ディナータイムがおすすめです。
カレー以外にヨーグルトとドリンク、サラダがついてきて、お腹がいっぱいになります。
カレーはもっとスパイスが利いていると私好みなのですが、カレー好きの相棒は気に入ったようです。