高野秀行 『ワセダ三畳青春期』2014/11/07



高野さんの本は『腰痛探険家』と『異国トーキョー漂流記』の二作を読んでいますが、ちょっと変わった男臭い人かと想像しています。
彼は早稲田大学出身の探険家で、自称辺境ライターです。
この本は早稲田大学近くのぼろアパートに住んでいた高野さんをはじめとした、とんでもない人たちの記録的な本です。

いくらなんでも家賃一万二千円の三畳一間に人が住めるのだろうかと疑問に思いますが、住んでいたのですね。
わんこのいる部屋が四畳ですから、それより一畳狭いなんて、何も物を置けませんね。
高野さんはそんな部屋に十年以上も住んでたのですから、すごいですわ。
大家さんの大らかさと住人たちの攻防がおもしろいです。
時代でいうと1980年代から90年代ですか。
いい時代だったんですね。
今の世知辛い時代にこんなアパートあるかしら?

なんか憧れを持って読んでしまいました(笑)。