乃南アサ 『鍵』 ― 2015/09/13
両親が相次いで亡くなり、残された三人兄弟。
一番下の高校二年生の麻里子は耳が不自由で、そのためいつも母親が側にいてくれました。
姉は私立学校で働いており、結婚間近。
兄は商社を辞めて、家でぶらぶらしています。
彼らが住んでいる町で通り魔事件が多発していました。
若い女性が後ろから来た男にバッグを引っ手繰られ、その後、バッグが捨てられているのが見つかるのですが、不思議なことに何も取られていないのです。
麻里子は気づきます。
ひょっとしたら、自分が電車の中で遭遇したことが関係しているのではないかと。
ある日、麻里子が満員電車に乗っていると、一人の男がぶつかってきました。
彼は男から逃げているようでした。
家に帰ると、鞄が切られていて、そこに鍵が入っていたのです。
一体この鍵は何なのか。
通り魔はこの鍵を探しているのではないのか。
そう思った麻里子は兄に相談しようと思いますが、両親が死んでから兄は麻里子によそよそしい態度を取っていました。
麻里子は一人でも大丈夫なことを兄に示そうと思い、一人で犯人捜しを始めます。
ミステリ小説として読むと、なんか物足りないです。
家族の話として読んでも、兄が何で妹を鬱陶しく思うのか理解できません。
母親を妹に独占されていたからだったら、なんか幼稚ですね。
妹を母親の代わりに支えていくのが重荷ということなんでしょうかね。
続篇があるそうなので、読んでみてからこのシリーズがおもしろいかどうか判断しますね。
兄犬は私が寝姿をストーカーしていることに気づいたのか、写真を撮ろうとすると起きるようになってしまいました。
しかし、眠たさにこらえきれずに・・・。
伏せをしたまま寝てしまいました。
クッションよりも体長が長いので、いつも頭が落ちてしまいますが、今回はかわいらしく、両手の上に。
かわいそうなのでストーカーは止めて、しばらく自由に寝させてあげます。
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