米原万里 『ガセネッタ&シモネッタ』2015/12/19



近頃お気に入りのエッセイ集は米原万里さんのものです。
旅行者の朝食』では東欧の不思議な食べ物の話を、そして『ヒトのオスは飼わないの』では猫を飼う顛末をおもしろおかしく描いています。
今回の本では同時通訳に関する興味深い話が読めます。
通訳者を希望している方は読んでみるといいと思います。
通訳者が下ネタとかダジャレが好きだとか。世界共通で楽しめるからでしょうかね。
私なんかはとても怖くて通訳なんてできませんが、米原さんは肝っ玉の大きい人だったのでしょうね。

日本語で本を読むと、とっても速く読めるのに、英語だと時間がかかって途中で読むのを止めることが多いんですが、日本語の文字ってやはり速く読みやすいんですね。
ちなみに米原さんはロシア語で読む平均6、7倍の速さで読めるそうです。

彼女のように幼い頃に海外に住めた人が本当にうらやましくなります。

そうそう、神様に三つのお願いをするという話がでていましたが(本文はおもしろいので、読んでみてください)、真面目に考えてみました。
「死ぬまでお金に苦労しないようにしてください」「死ぬまで楽しく暮らせるようにしてください」「死ぬときは苦しまないようにしてください」の3つかな。
「死ぬまで・・・」と言うところがもう若くはないという証ですね。
若い人は「金持ちになりたい」とか「〇〇になりたい」とか頼むのかしら?


今弟犬を抱いていますが、大変です。
落ち着きがなくて、肩に上ろうとして首を爪がでひっかきます。


私の首の回りはひっかかれて真っ赤になっています。
兄犬はこういうことがなく、代わりに抱いていなくてはならないので左手がしびれます。

弟よ、もう少し落ち着いてくれ。