宇江佐真理 『名もなき日々を』 ― 2016/02/10
髪結い伊三次シリーズを次々と読み進めていました。
この本は12冊目。
後、2冊で作者が亡くなったために終わりとなります。
伊三次が芸者のお文と所帯を持ち、息子と娘が生まれ、子供たちはそれぞれの道を歩き始めています。
一方、不破家も伊三次と同じように息子と娘に恵まれ、息子は嫁を取り、北町奉行所臨時廻り同心になりました。
娘は嫁入りを嫌がり、松前藩に奉公へ出ます。
こういう本だと主人公がなかなか年を取らずにいることが多いのですが、この本は違い、登場人物がだんだんと年を取っていきます。
途中で10年も時が経ってしまったことにびっくりしましたが、それぐらいしないと人の一生って書けませんものね。
それでも作者が亡くなってしまい、中途半端に終わってしまいましたが。
今までの本には後書きがあり、いかに飽きさせないようにしているかが書いてあったりして、なるほどと思ったりしました。
『明日のことは知らず』の後書きで宇江佐さんは自分が癌であることを告白していました。
この本に後書きがないのが残念です。
このシリーズはドラマ化されているのかしら?
ランチで究極の軍鶏の親子丼を頼んだら・・・。
なんと生卵がのっていて、白身が気持ち悪くて食べられませんでした。
親子丼、好きなんだけれどね。
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