「ブルゴーニュで会いましょう」を観る2022/07/22

原題は「Premiers Crus(第一級畑)」。いつものことですが、日本語の題名が…。ブルゴーニュのワイナリーのお話です。


シャルリ・マレシャルはブルゴーニュのワイナリーで生まれたが、20歳の時にパリに出て、今はワイン評論家として成功している。
ワインを点数化したガイドブックは売れ行きが好調。
自身のガイドブックの出版パーティで女性と出会い、一夜の関係を持つ。

一方、シャルリの実家のワイナリーは経営不振で売却寸前。
一週間以内に再建を担う責任者を決めないと、売却手続きをすることになる。
買収の名乗りを上げているのが、日本企業と隣の「ドメーヌ・モービュイソン」。
驚いたシャルリの父・フランソワは「ドメーヌ・モービュイソン」を経営するエディットのところに怒鳴り込む。
しかしエディットは冷たく、ちゃんと仕事をしろと言い返します。

フランソワは五年前の離婚からワイン造りの意欲を無くし、趣味の船造りに精を出していた。
ワイン造りはシャルリの妹・マリーの夫で醸造家のマルコに任している。

ちょうどその頃、シャルリはマリーがシェフをしているレストランに顔を出す。
マリーから実家のワイナリーが経営不振で売却寸前であると聞き、フランソワに会って事情を聞くが、パリに帰れと追い出されてしまう。
シャルリはマリーの説得もあり実家に戻り、責任者になることを決意する。
だがフランソワはワイン造りの素人であるシャルリに批判的で、未だにワイナリーを捨てて出て行ったことにこだわり、協力しようとしない。

シャルリはマルコの協力を得、昔ながらの農法でワインを作ることにする。
しかしまず最初にしなければならないのは、在庫の処分だ。
シャルリはガイドブックでワインに点数をつけていることを楯に取り、ある作戦を実行する。

シャルリが助言を求め、エディットに会いにいくと、なんとそこにいたのは出版パーティで出会った女性。マリーの同級生のブランシュだった。
ブランシュはアメリカ人でオレゴン州にワイナリーを持つ一家の息子クリストファーと婚約していた。
エディットはクリストファーを認めておらず、クリストファーも限界を感じていた。
ブランシュはエディットから畑を継がさないと言われ、悩んでいた。
最終的にブランシュはクリストファーと結婚し、アメリカに行くことにする。

さて、シャルリのワイン造りは成功し、父と和解できるのか。
そしてブランシュとどうなるのか…。

映画の結末は予想通りで、映画の出来は今一です。
記憶に残るのが、フランス女性が強いことです。
男は女に捨てられ、気落ちし、現実逃避。情けないわぁ。
こんな男だから、エディットはサッサと捨てて、別の男に乗り換え、ブルゴーニュワインを受け継いでいったのですね。
エディットの娘は娘で、婚約者がいようが、結婚してようが、突き進んでいく。
やはり肉食系だわぁ。

たぶんですが、私はパソコンで観たので、あまり感動できなかったのではないかと思います。
大画面で一面に広がるぶどう畑や歴史的建造物を観ると、素敵でしょうね。
飲めないので、私はワインを飲みたくなりませんでしたが、ワイン片手にほろ酔い気分で観るといいかもしれません。試してみて下さい。