ローリー・エリザベス・フリン 『あの夜、わたしたちの罪』2023/04/10

最初に言っておきますが、あまり気持ちのいい本ではないです。
特に女の子たちのすったもんだに興味がないという方にはオススメしません。


アンブロージア(アム)・ウェリントンのところにウェズリアン大学2007年卒業生の卒業十周年記念同窓会開催の招待状と「あの夜わたしたちのしたことについて話がしたい」という手紙が来る。
夫のエイドリアンには大学時代にあったことは話していない。
同窓会のことは夫に絶対に知られてはならないと思うアムだったが、エイドリアンと待ち合わせをしていたバーで同級生に会ってしまう。

アムは女優になりたくて、演劇を学ぶためにウェズリアンに入った。
彼女は高校時代、ボーイフレンドに手ひどく裏切られたことから、二度と甘く見られる人間にはならない、傷防止のコーティングの強化に励むのだと決心していた。
寮のルームメートのフローラは天使のような子だった。
しかしアムはそんなフローラを見下し、スローン(サリー)・サリヴァンというイカれた女の子とつるみ、自分たちは特別な女の子なんだと無理に思い込み、サリーの望むようにした。
そして、ある夜…。

同窓会に行く気満々のエイドリアン。
そんな彼に辟易しながらもアムは同窓会に出席する。
手紙を出したのは誰なのか。
現れたサリーは自分ではないと言う。
では、誰かが彼女たちの罪を暴こうとしているのか…。

アムとサリーは一体何をしたのか。
徐々に明らかになっていく彼女たちの罪と、そして驚きの幕引き。

まるで映画を観ているような感じの話でした。というかもう映画化が決まっていてもおかしくないですね。
私はこういう話が苦手で、読み始めてからすぐに止めようかと思いました。
途中で何があったのか、誰がやったのかはある程度推測できましたが、ラストがゾーとしました。

日本とは全く違う大学の様子ですし、同窓会に夫婦で参加っていうのも、日本ではやらないですよね。
パーティとか知らない人と話をするのが嫌いな私は日本の大学でよかったと思いました、笑。
それにしても女子は怖いww。

ではお口直しに。


ボサボサ毛のヨーキーと


癒やしの兄犬をご覧くださいませ。


昔の写真にこんなのがありました、笑。