わんこと一緒にお花見へ2023/04/01

土曜日は晴れると聞き、犬と一緒に人のいない朝早く、お花見に出かけることにしました。


桜は満開を過ぎていますが、自然の中を歩くのは気持ちがいいです。
わんこたちも嬉しそうに歩いています。


今日はちゃんと水を飲みましたが、珍しく、別々に水を飲んでいます。


飲んでいないわんこはなんでカメラを見てくれないのかしら?
色々な桜が咲いています。




お兄ちゃんは野生犬でこういう場所が大好きです。クンクン臭いを嗅ぎながら、あっちこっちウロウロしています。今日は他の犬と出会っても吠えない、良い子でした。
久しぶりの笑顔です。


弟も嬉しそうですが、ママとパパの後をついて歩きます。
犬なのにあまり臭いを嗅ぎません。


鴨が水に潜って何かを取っています。


桜の花を咥えているみたい。


今日もまた兄はパパのスニーカーにおしっこをかけました、笑。
何ででしょうね。



日差しがとても気持ちのいい日でした。
次は別の公園にでも行ってみましょうか。

ヨルン・リーエル・ホルスト 『警部ヴィスティング 疑念』2023/04/03

警部ヴィスティング・シリーズの中の「未解決四部作」の最終話。


ヴィスティングは休暇中。
どこに行くでもなく、ブラブラとして暇を持て余している。前に息子からもらった歩数計をつけ、休暇中に一日一万歩を目標にしているが、八千歩にもならない。
そんな時にアグネーテ・ロルという女性が行方不明になる。気になるヴィスティングは最新ニュースを見て、情報を入手している。
そろそろ定年退職に備え、傍観者の立場に慣れなければならないと、警察のコンピューターシステムにログインするのは控えている。

娘のリーネはドキュメンタリー映画の制作プロジェクトで出会った二歳年下で離婚歴があり、娘と同じ年の娘のいるセデリク・スミスと交際しており、彼の両親の別荘に招かれ、出かけている。

そんな時に、郵便箱にヴィスティングの住所と氏名が書かれた差出人不明の白い封筒が入っていた。住所と氏名は印刷された文字に見えるが、手書きのものだ。
中に一枚の紙が入っていて、数字が一行書かれていた。
それは昔の分類法に基づいた事件番号だった。
1999年の夏に起った事件であることはわかったが、思いあたる事件はない。
気になったヴィスティングは犯罪記録係のビョルグ・カーリンに電話をして捜査資料の請求をし、事件の内容を電話で知らせてもらうことにした。
それはトーネ・ヴァーテランという少女の殺人事件だった。

1999年7月、十七歳のトーネは行方不明となり、二日後に絞殺死体で発見された。彼女の体内から見つかった精液のDNA型が元恋人ダニー・モムラクのものと一致し、ダニーは逮捕され、禁固十七年の刑を受け、刑期を終えていた。

別の夜、起きていたヴィスティングは郵便箱の蓋が閉じたような音を聞く。
郵便箱の蓋をあけると白い封筒が入っていた。
封筒の中にはヴィスティングが所属する警察署で2001年8月に起きた、ヴィスティングが担当した事件の事件番号が書かれた紙が入っていた。

2001年8月、十七歳のパニッレ・シェルヴェンが失踪した。その二日後、強姦され殺害されたパニッレが発見された。
四日間にわたる徹底的な捜査の結果、ヤン・ハンセンが逮捕された。

ヴィスティングが1999年の事件の関係者のリストをたどっていくと、ヤン・ハンセンの名前が見つかる。

事件の捜査に穴があった可能性に気づいた人物が、考えられる候補はダニー・モムラク本人しかいないが、再捜査をさせるために自分と接触してきたのだろうか…。
ヴィスティングは当時の関係者と会って話をしてみることにする。

二つの事件を調べ始めたヴィスティングのところにクリポスの未解決事件班の捜査員アドリアン・スティレルがやって来る。
彼も上司の指示によりこの二つの事件を調べ始めたというのだ。
ヴィスティングはクリポスに出向という形でスティレルと共に二つの事件を調べることになる。

休暇中だというのに、好奇心をくすぐられたヴィスティングは二つの事件の深みにはまっていきます。刑事の性ですね。
娘のリーネは今回は全く活躍しません。どうしちゃったんでしょうね。彼女の危うい言動が結構好きだったんですけど、笑。
それにスティレルの出番もこれで終わってしまったのでしょうか?
中途半端だわぁ〜。

ヴィスティングはお年なのか、定年後のことを考えたり、ヴァランダーほどではないのですが一緒に暮らす女性がいないことを淋しく思ったりしています。
ヴィスティングもヴァランダーも事件にのめり込みすぎてしまうのが、家庭人としては難点ですよね。
今回は派手なアクションがなく、地道に捜査をしていき、これぞヴィスティングという感じでした。

このシリーズは17冊まで英訳されているようです。ノルウェーで何巻出版しているのかわかりませんでした。
カタリーナ・コード』は12冊目で、『鍵穴』13作目、『悪意』14作目、この『疑念』が15冊目です。他に8作目の『猟犬』が翻訳されています。
できれば一作目から翻訳してくれるとありがたいのですが。
ドラマにもなっているようで、ドラマのヴィスティングはあまりカッコよくないみたいです。それでも見てみたいわ。


<今週のおやつ>


また缶に引かれて買ってしまった…。
この他にもらったお菓子もあり、ダイエットできないですわ(苦笑)。

あさのあつこ 『残陽の廓 闇医者おゑん秘録帖』2023/04/05

今回は二冊とは違い長編作品で、吉原に潜む謎を追って行きます。


産んではいけない子どもを孕んだ女たちを受け入れ、子堕ろしを行う「闇医者」のおゑんは新吉原美濃屋久五郎方の花魁、安芸の元へ月に一回手当をしに通っている。
そんなある日、美濃屋の主、久五郎と吉原の惣名主、川口屋平左衛門から話があると言われる。
川口屋の振袖新造、春駒を診てもらいたいと頼まれるのだが、おゑんの手当のかいもなく亡くなってしまう。
川口屋は、姿がふっと見えなくなり、倒れているのが見つかったときはすでに虫の息で、数日寝込んでそのまま亡くなってしまう、そういう女が春駒で三人目で、是非ともおゑんに助けてもらいたいと言う。
おゑんは引き受けることにし、遊女たちの命を次々と奪う病の正体を、美濃屋の用心棒、甲三郎とともに追う。

いつも思うのですが、武士とは一体何なのでしょうね。
大義のために死ぬことを厭わない。それが美学と言われると、そうですかとしか言いようがありませんけど…。
おゑんはきっぱりと言います。

「女は大義そのものに殉じたりはしないのだ」
「しぶとく生きる。生きることを諦めない。命に勝る大義も天命もないのだ」

おゑんさん、カッコいい。安芸じゃなくても惚れてしまいます、笑。

「悔いは杭(くい)だ」という言葉もいいです。

「悔いの気持ちってのは、杭ですよ。長いか短いか、太いか細いか、そりゃあ人それぞれでしょうがね。でも、杭なんです。人の気持ちに打ち込まれるんですよ。一度打ち込まれたら、なかなかぬけてくれなくてね。辛いものです」

江戸時代を生きる女の悲しい性(さが)を描いた作品です。
江戸時代に生きる男も女も辛いですねぇ。
それに比べれば、今の世の方がまだ生きやすいといえるのかは何とも言えませんけど。
とにかく何があっても生きていくことが大事だと思いました。

暑くなりましたね2023/04/06

日差しも強くなり、お散歩したママは汗をたっぷりかいています。
このままでいくと、夏にはどうなるのかしら…。
そうそう、ダイエットは進んでいません。
「Improved health」というワークアウトをしてから、胸郭出口症候群が悪くなり、運動を控えているのとおやつが増えているからかもしれません。
糖分はダイエットによくないですね。

お散歩中のわんこの写真はあきらめたとはいえ撮りたくなります。
前を見ていなくてもいいかなと思って、お花と一緒に、パチリ。


弟は大丈夫かと思って撮ろうとすると…。


なかなか前を向いてくれません。お家でおもちゃを追いかけている時はちゃんと前を向いてくれるのに。
わんこたちにとって、家の外は縄張りではないので落ち着かないのかもしれませんね。

この頃知っている有名人が次々と亡くなっています。
坂本龍一さんの、あまり取り上げられていませんが、「シェルタリング・スカイ」を聞くと、映画の場面が鮮やかに甦ってきました。

今日はムツゴロウこと畑正憲さんがお亡くなりになられたそうです。
動物と触れ合うことの楽しさを教えてくれたのは彼でした。

ご冥福をお祈りいたします。

アン・クリーヴス 『哀惜』2023/04/07

アン・クリーヴスが書いたペレス警部が活躍する”シェットランド四重奏”四部作が無事に翻訳され、次なるシリーズはイギリスの南西部デヴォン州にあるバーンスタプル署の警部マシュー・ヴェンが主人公です。


マシュー・ヴェンは信仰を、バラム・ブレザレン教会を捨てたため、両親と疎遠になっていた。
父親が死んだと聞き、葬儀に出て帰ろうとした時に電話が来た。
クロウ・ポイントのそばの浜辺で刺し傷のある男の死体が発見されたのだ。
被害者はサイモン・ウォールデンと言い、近頃町へやって来たアルコール依存症の男だった。
彼は地元有力者の娘でソーシャルワーカーのキャロライン・プリースの家に下宿をしながらマシューの夫のジョナサン・チャーチが責任者をしているウッドヤード・センターでボランティアをしていた。
調べて行くと、サイモンには子どもを死なせたという過去があることがわかる。

翌朝、テレビに映ったサイモンの写真を見て、ウッドヤード・センターのデイセンターに通っているダウン症の女性、ルーシー・ブラディックはその男性が毎日バスで一緒になり、お菓子をくれる人だと父親に告げる。
サイモンは何のためにバスに乗りラヴァコットに通い、バスの中でわざわざルーシーの隣に座ったのか…。

マシューは小さな閉鎖的な町の中で地道な捜査を続けていく。
その際に関係を断っていた母親と関わりを持つことになる。

実はマシューには信仰とLGBTQに関する問題があります。
ブレザレン教会のことは知らないので調べてみると、1708年に設立され、新訳聖書のみを権威とし、生活はこの世的なものから離れて簡素な生活、質素な服装、倫理性を旨とし、新訳聖書に基づく礼典と教会生活をし、信徒一人残らずが奉仕者として召されていることを信じ、愛と平和の実践をし、メノナイトとクエーカーとともに歴史的平和教会を構成し、あらゆる戦争に反対するという教会のようです。(『聖書・キリスト教辞典』の抜粋)
信仰を持つことは個人の自由ですからどうでもいいのですが、息子が信仰を捨てたからと言って交流を断つこともないでしょうにと思いますがね。
LGBTQに関しては、マシューはジョナサンと結婚しています。
最初、気づかなくて、ちょっと混乱しました。まだ頭が世間に追いついていないようです(恥)。

一巻目を読んだところでは、まだペレス警部とシェットランドの方が魅力的ですが、これからマシューとノース・デヴォンがどうなっていくのか楽しみです。

このシリーズはイギリスではTwo Rivers seriesとなっていて、三巻目が今年の8月に出版されます。
デヴォン州北部のトー川とトーリッジ川がぶつかる地域のお話らしいので、このシリーズ名になったのでしょうね。
二巻目の『The Heron's Cry』は観光客でにぎわう真夏のノース・デヴォンで起る殺人事件で、夫のジョナサンの友だちが被害者になるようです。


この本は「刑事マシュー・ヴェン 哀惜のうなり」というドラマになっているようです。
マシュー役はベン・オルドリッジ。テレビドラマで活躍しているようです。
ジョナサン役はデクラン・ベネット。シンガーソングライターでミュージカルにもでているみたい。
これも見たいわぁ。
刑事ヴェラも面白そうなんだけど、なんで翻訳してくれないのかしら。


<今日のわんこ>


この頃、兄は迷惑です。というのも朝の4時頃、吠えてママを起こすのです。
ママと一緒にベッドで寝たいのです。
今朝はなかなか寝ないので無視して本を読んでいると、なんとママの顔の前に来て寝始めました。本が読めないでしょう(怒)。
よくよく見てみると、自分の毛布の上ではなく、ママの枕の上で寝ています。
ホント、迷惑です。

兄も参戦♫2023/04/08

いつもは弟ヨーキーしかおもちゃ遊びをしないのに、きままな兄がやってきました。


弟のおもちゃを取ろうとします。


「おにいちゃん、嫌です。やめてください」by ヨーキー
(またゴミ袋が…。この前とは違いますよ、笑)


「これは僕のです」


「ぜったいにあげません」


アレ、また耳毛がヘンに、笑。


暴れると御髪が乱れますねwww。
結局おもちゃは弟が離さず、兄はどうでもよかったのか、その後おやつを食べてまったりしていました。

ローリー・エリザベス・フリン 『あの夜、わたしたちの罪』2023/04/10

最初に言っておきますが、あまり気持ちのいい本ではないです。
特に女の子たちのすったもんだに興味がないという方にはオススメしません。


アンブロージア(アム)・ウェリントンのところにウェズリアン大学2007年卒業生の卒業十周年記念同窓会開催の招待状と「あの夜わたしたちのしたことについて話がしたい」という手紙が来る。
夫のエイドリアンには大学時代にあったことは話していない。
同窓会のことは夫に絶対に知られてはならないと思うアムだったが、エイドリアンと待ち合わせをしていたバーで同級生に会ってしまう。

アムは女優になりたくて、演劇を学ぶためにウェズリアンに入った。
彼女は高校時代、ボーイフレンドに手ひどく裏切られたことから、二度と甘く見られる人間にはならない、傷防止のコーティングの強化に励むのだと決心していた。
寮のルームメートのフローラは天使のような子だった。
しかしアムはそんなフローラを見下し、スローン(サリー)・サリヴァンというイカれた女の子とつるみ、自分たちは特別な女の子なんだと無理に思い込み、サリーの望むようにした。
そして、ある夜…。

同窓会に行く気満々のエイドリアン。
そんな彼に辟易しながらもアムは同窓会に出席する。
手紙を出したのは誰なのか。
現れたサリーは自分ではないと言う。
では、誰かが彼女たちの罪を暴こうとしているのか…。

アムとサリーは一体何をしたのか。
徐々に明らかになっていく彼女たちの罪と、そして驚きの幕引き。

まるで映画を観ているような感じの話でした。というかもう映画化が決まっていてもおかしくないですね。
私はこういう話が苦手で、読み始めてからすぐに止めようかと思いました。
途中で何があったのか、誰がやったのかはある程度推測できましたが、ラストがゾーとしました。

日本とは全く違う大学の様子ですし、同窓会に夫婦で参加っていうのも、日本ではやらないですよね。
パーティとか知らない人と話をするのが嫌いな私は日本の大学でよかったと思いました、笑。
それにしても女子は怖いww。

ではお口直しに。


ボサボサ毛のヨーキーと


癒やしの兄犬をご覧くださいませ。


昔の写真にこんなのがありました、笑。

長岡弘樹 『新・教場』2023/04/12



風間公親は十崎という犯罪者に狙われているため警察学校に異動となる。
彼が助教になって二年目の尾凪尊彦と共に受け持つのは初任科第九十八期短期課程の学生たち。
彼らには半年間の過酷な訓練と授業、厳格な規律、外出不可という環境の中で不適格と見なされれば即退校という運命が待っている。

第一話:鋼のモデリング
尾凪が気になった学生は大学時代に自殺未遂の警官を助けて表彰を受けた矢代桔平。彼は模擬交番勤務中にコンビを組んだ門田と喧嘩沙汰を起こす。

第二話:次代への短艇
元高校球児の尾凪はソフトボールクラブを指導している。
マル暴刑事を目指している笠原敦気はソフトボールクラブに入り、尾凪に捕球がうまくなるコツを聞くほど意欲的だったが、スローイングに難があった。
実は彼はある問題を抱えていた。

第三話:殺意のデスマスク
若槻栄斗はブラジリアン柔術の有段者だが彼の弱点は表情の癖で、相手に殺意を抱いた時に顔がデスマスクのようになるという。
若槻は交番実地研修中に通り魔を逮捕した。そんな彼に風間は現場の再現を命じる。

第四話:隻眼の解剖医
初任科生(短期課程)の学生には卒業するまで最低一回の司法解剖見学が課せられている。ほとんどすべての学生が嘔吐するという過酷な講習だ。
しかし校内の長距離走記録会で上位入賞を目指している初沢紬だけが解剖見学で吐かなかった

第五話:冥い追跡
尾凪は校舎周りの草むしりの次の日、星谷舞美と石黒亘の二人が気持ちの鬱屈を覗かせているのが気にかかった。二人は同じ大学の同窓生で、星谷舞美は成績がトップ、総代候補ナンバーワン。一方石黒亘は最下位クラスから成績を上げてきていた。
災害復旧ボランティアに出かける前日、尾凪は舞美から寮の部屋を誰かに覗かれたみたいだと相談される。

第六話:カリギュラの犠牲
氏原清純と染谷将寿は卒業式のスライド上映を担当していた。
卒業式当日、射撃場の写真のところでスライドが進まなくなってしまった。
やって来た染谷はスライド上映を止めようと言うが、氏原は不備を直し、無事にスライド上映は行われた。
風間は祝辞の読み上げを途中で止め、最終講義を始める。

ドラマは見ていないので、風間はキムタクではないですわ、笑。
なんかマンネリ化して飽きていましたが、今回はフレッシュな学生たちなので、意外と面白かったです。
読むたびに思いますが、私には警察学校でうまくやれる自信がありません。
まあ試験で落ちるとは思いますがね。
あ、違いました。試験に出願できませんでした。視力がダメですわ。
「裸眼視力が両眼とも0.6以上、または矯正視力が両眼とも1.0以上であること」ですから。
とは言っても少しぐらいならお目こぼしがあるそうですが。
なんとしてもなりたいという意欲があればどうにかなるのかもしれませんね。
私は調べてすぐに諦めましたけどww。

小説だから仕方ないのでしょうが、変な人多過ぎですね。
警察官に知り合いはいませんが、あまりお友だちになりたくないと思いました。
退校する人たちにはそれなりの理由がありますからねぇ。
警察学校は「適性のない人間をふるい落とす場」だそうですけど、実際はどれだけの人数が辞めていくのでしょうね。
1割から2割程度だと言われているようですが、多いのかな?

初めのころは風間が怖かったけど、この頃はそうでもなくなりましたわ。
今回の本から読んでも別に問題ないので、興味を持った方は読んでみて下さい。



<今日のわんこ>
毎朝、4時から5時ごろに起こされるママです。
悲しそうに鳴くの止めてください。それまでは一人で寝ていたくせに、なんで朝になると一緒に寝たいんですか?


起きるからおいでというと、いつものように前足を出して動こうとしません。


まだ起きるのは嫌ですと言っている、わがままな兄犬です。
(シーツの上には寝せず、彼用のベッドか毛布の上に寝せています)

弟犬は一人で寝るのが好きです。兄のように人間の寝床では寝ません。
ハウスの中で丸まって横になって寝ています。
犬によって違うようです。

「名建築で昼食を 大阪編」を観る2023/04/13



昨年、テレビ大阪開局40周年で放送された「名建築で昼食を 大阪編」がアマゾンのプライムビデオで観られました。
池田イライザさんは髪を短くし、ちょっぴり大人っぽくなっています。


大阪は仕事で一度しか行ったことがなく、観光をしていないので地理的なことがわからなくてちょっと残念でした。

<エピソード1・綿業会館>
春野藤は、大阪の出版社に勤めている大学時代の友人の堀川美和の母親が病気になり、美和が滋賀の実家にしばらく帰らなければならなくなったため、亀の世話を頼まれる。
仕事は在宅勤務で、ちょうど有給休暇を消化しなければならなかった。それに師匠の植草千明が関西の名建築巡りをしていることをsnsで知ったので引き受けることにした。
千明にしばらく大阪にいるとメッセージを送ると、早速返事が来る。
「時間があったら建築のワールドツアーに行きませんか?」

二人が行った先は大大阪時代の代表的建築、綿業会館。世界中の建築様式が使われている建物だ。
(「大大阪時代(だいおおさかじだい)」とは1920年から1930年代、大阪市が人口・面積・工業出荷額において国内第一位で、当時の東京市を凌ぐ世界有数の大都市へと躍進していた時代のこと。フリー百科事典『ウィキペディア』より)

綿業会館は見学会に申し込むと中を見ることができます。
見学したい方はここをクリック。

<エピソード2・生駒ビルヂング&芝川ビル>
朝、植草がいつものように散歩をしていると、カワセミの写真を撮っている老人が「そのカメラでは撮れないよ」と言ってくる。カワセミなんか撮りたくもないのに…。
植草には気にかかる青年がいる。彼は挨拶をする植草を無視するのだ。気にしなければいいのに、何故かその青年のことが気になり、腹を立てる植草。変な人ねぇ。彼を「挨拶しない男」と名づけるんですから。
そんな彼に警官が職質をしてくる。ひょっとして植草は警官に職質されやすい人なのかな、笑。
何かがずれている、大阪に馴染んでいないのかと悩む植草。
昔なじみの「喫茶みさ」で女将に愚痴る植草。女将は彼に京都にいる姉に会いに行ったのかと訊くが、植草は弟子が大阪に来ているので名建築巡りで忙しいと言い訳をする。
彼は「大阪の銀座4丁目で名建築を見ませんか?」と藤にメッセージを送る。

二人が行った先は大大阪時代のランドマークでアール・デコを基調とした生駒ビルヂングとマヤ・インカを思わせる装飾の芝川ビル
二人は芝川ビルの地下一階にあるフランス風ベトナム料理屋でランチをする。

帰宅後、休暇中にもかかわらず上司から電話が来て、仕事のやり直しを命じられる。
たまたま帰って来た美和に愚痴るが、美和に「気にしたって仕方ない。他人のことはどうしようもないから。エネルギーが漏電しているよ」と軽くいなされる。

<エピソード3・船場ビルディング&大阪農林会館>
友人の美和は三浪をして大学に入った。そのためか人と浅くつきあい、踏み込んで欲しいときも踏み込んでこない。そんな美和に藤は不満を持っていた。
鬱々としている時に「呼吸している名建築に行きませんか?」というメッセージが来る。

今回の名建築はオフィスと住居を併せ持った船場ビルディングと1930年に建てられたレトロな雰囲気の商業ビル大阪農林会館
ランチは農林会館の地下にあるイタリア料理の「コロッセオ」で。
ランチを食べながら、ついつい藤は植草に美和のことを話してしまう。
植草は「その人はきっと他人より自分に勝ちたいんじゃないかな。自分が納得いけばいいんじゃないかな」と答える。

喫茶みさでコーヒーを飲みながら、植草は挨拶をしない男のことを話す。
女将に「相変わらず心が狭いなぁ」と笑われる。
姉に会いにいったか訊かれ、ごまかす植草。
「僕は人にアドバイスできるほど偉くないんだけどなぁ」というと、「ええんじゃないの。訊きたくない人には最初から訊かへんやろ」と言われる。

<エピソード4・日本銀行大阪支店&大阪ガスビルディング>
植草が毎朝の散歩に行くと、相変わらず挨拶しない男は彼を無視し、カワセミ狙いの老人からは「望遠レンズじゃないと無理」と言われ、前と同じ警官から職質される。
喫茶みさで女将に愚痴る植草。

「最近、電池の持ちが悪いんですよねぇ。自分自身をしっかり充電しても、夕方ぐらいには電池が切れちゃう。確かに穏やかに過ごした日は電池の持ちがいい」
「せやけど、穏やかに過ごそう思うと、その心持ちになるために結局結構な努力しているよぉ」
「そうなんですよ。結局いっぱい電池使っちゃうんですよぉ」
「まあ、お互い修行やね」
「はい」

藤のところに「御堂筋を見守ってきた名建築に行きませんか?」というメッセージが来る。
今回の建築は1903年に日本の近代建築の父と言われた辰野金吾により設計された日本銀行大阪支店(見学のご案内)と1933年に誕生した大阪ガスビルディング
ランチはガスビル食堂で。

藤はまた美和のことを植草に話す。
「その人はきっと優しい人なんじゃないかな」という植草。
「マイペース過ぎてそこまで考えていないんじゃないかな、ちゅうか…」
「心優しい人は、優しいという自覚がない」
「う~ん…」

この日、上司からプレゼンが失敗したという連絡が来る。
はっきりと主張しなかった自分に腹が立つ藤。
家に帰ると美和がいたので、藤は彼女に思っていたことを告げるが、美和は「ホントに私の心配してる?」と藤に訊く。

<エピソード5・神戸女学院>
美和が帰った後に彼女の高校時代の友だちが本を返しに来る。
「彼女に高校の時からあんな感じなんですか」と訊く藤。
美和は気を遣う、思慮深い子だったが、「ちょっとお母さんが色々大変な時期があったみたいだ」と答える友人。
「美和は三年かけて自分で大学へ行ける環境を作った。浪人してるとき私にいってん。過去や未来を考えるのを止めた。今を大事にするって」
自分の浅はかさに気づく藤。
そこに「名建築にクローバーを探しに行きませんか?」というメッセージが。

神戸女学院はアメリカの建築家ウィリアム・メレル・ヴァーリズにより1933年に建てられたスパニッシュ・ミッション・スタイルの建物で、一つ一つの建物ごとにデザインが異なっている。
もちろんランチは学食で。

屋上で景色を見ながら話をする二人。
植草は姉に会いに行かない理由を、藤は相手のためだと言いながら自分の不満を押しつけていたことに気づいたことを話す。
そうすると植草が色がバラバラな瓦のことを語る。

「違うものが集まることで不思議な調和が生まれてより美しくなる。面白いよね」

藤は自分と美和は何色かなと思う。
家に帰ると美和がいた。美和とコーヒーを飲みながら穏やかに話す藤。

<エピソード6・大阪市中央公会堂&大阪府立中之島図書館>
朝の散歩で植草が挨拶しない男に「おはよう」と言うと、相手が「おはよう」と答えた。カワセミ撮りの老人には音を立ててしまい、「チッ」と舌打ちされたが、いつも犬に吠えられるのに、吠えられず、植草は気分がよくなる。
「喫茶みさ」の女将に仕事の目途がついたので東京に帰ると伝える。

藤のところに上司からメールが来て、すぐに次のプレゼンに向けて動き出すことになる。彼女の引きづらないといういいところを考えたら憂鬱にならなくなった。
そろそろ東京に戻る時期だ。
そこに「大阪のシンボルに行きませんか?」というメッセージが。

二人が訪ねたのは1918年に完成したネオルネッサンス様式の中央公会堂と1904年につくられた大阪府立中之島図書館
ランチは図書館の二階にあるカフェ「スモーブローキッチン」で、デンマークの伝統的家庭料理のスモーブローをいただく。
スモーブローはオープンサンドのことで、「デンマークのお寿司」と言われているようだ。

植草は挨拶を返してくれた挨拶をしない男のことを語る。

「嫌な人って単に自分の気分の線上にあるんだよね。
腹の立つ原因って相手じゃなく、実は自分にあるってわかったよ。
僕は電池の持ちが悪いから」
「私は漏電しているって言われました」
「じゃあ、仲間だ」

二人はちょっとだけ成長したと言いますが…。



このシリーズではイライザさんの着ている服が可愛くて好きです。
もともとモデルさんらしいので似合いますね。こんな素敵な服、どこで売っているのか気になります。

今回の建物の中で特に気にいったのが船場ビルディングと神戸女学院です。
船場ビルディングには住んでみたいし、神戸女学院では学んでみたかったです。
大阪に行くことがあったらスモーブローを食べに中之島図書館に行きたいです。

建物はどこもよかったのですが、なんか二人のこだわりというか性格というか、変なところに悩むところが面白かったです。
植草はどことなくヘンなおじさんで、藤は考えすぎでいじいじと悩むタイプなのよね。

次はどの町のどんな建物を紹介してくれるのか、楽しみなシリーズです。
続きはありますよね…。

(東京編のブログはこちら

トリミングの日♫2023/04/15

夏に向けて次々と花が咲いてきました。


白い花が沢山咲いています。
バラ科のナニワイバラというそうです。面白い名前だと思ったら、大阪難波の植木商人がよくこの花を中国から輸入していたのでつけられた名前だそうです。


同じバラ科のロサ・キネンシスの花も咲いています。


クレチマス(テッセン)も。

犬たちは大雨の中、トリミングに行きました。
フィラリアの薬をそろそろ飲まなければならないので、健康診断もかねて血液検査もしてもらいました。


湿気のせいか耳毛と尻尾の毛がカールしています。


弟はタテガミが少し乱れています。


相変わらず無表情の兄。


兄はフセが嫌いみたいです。


アラ、いつの間に…。
トリミングをしたというのに、ボサボサ毛の弟の臭いをかぐ兄。


やっとフセをした兄と乱れ髪の弟です、笑。
今日の体重は兄、3.6㎏、弟、3.3㎏で二匹共に100g増えました。
膝が緩く、運動は増やせないので、おやつはささみのジャーキー少々、ご飯は2g減らしましたが、なかなか体重は減らないようです。