小路幸也 『ペニー・レイン 東京バンドワゴン』2023/06/02

毎年のお楽しみ、バンドワゴン・シリーズの最新作が出ました。
今回はいつもの姿に戻り、春夏秋冬の堀田家の様子です。


相変わらず幽霊になって堀田家の様子を見ているサチさんが登場。
堀田家の面々を紹介していきます。ちょっと長いわねぇ。
朝食の場面はお決まりなのですが、毎回いるかしら?最初の一回だけでいいんじゃない。
鈴花ちゃんとかんなちゃんが何歳になるかで時の流れがわかりますね。

<冬>
我南人が女優の折原美世と情報バラエティ番組の谷中ロケをすることになります。
その時に番組とは関係ない女性ディレクターが紺に謝罪にやって来て、みんなでおかしいと思っていると、彼女は意外な人と関係がありました。
これも人の縁ですね。

<春>
三月には堀田家と増谷家、会沢家の三家での引越しが行われます。
その引越しに合わせて、イギリスに行っていたマードックさんと藍子さんが戻って来ます。
いったい堀田家の朝ごはんは何人で食べることになるんでしょうね。

四月には鈴花ちゃんとかんなちゃんは小学校三年生になります。

<夏>
古本屋とカフェに不思議なお客さんー若い男性と薄幸そうな女性-が現れます。
若い男性は知り合いの寺にあったという古本を持って来て、見積もりを聞いていきました。
その頃、お寺荒しが三回も起っていたので、若者が怪しいと思った元刑事の茅野さんが若者をつけていくと…。

<秋>
バンドワゴンの近所で不審火が続いています。
記者の木島さんが勘一とこの頃カフェによく現れる消防士の行沢さんに火事現場で撮った写真を見せに来ます。放火犯は現場に戻る?
その写真に写っていたのは意外な人物でした。

友人が手がけたビルの落成記念パーティに出席した青は藤島さんに思ってもみなかったことを告白します。

去る者あれば来る者あり。それが人生。
バンドワゴンにも去る人もあり、新しく登場する人もいます。
年に一回なので、記憶力のとぼしい私はこれ誰だっけと思うことが多々あります。
でも細かなことは気にせず読んでいきます。
次回は青のことで新展開があるのかな?楽しみですねぇ。