フィンランドの本2023/08/09

ミックス犬の兄を飼い始めてから早11年。ということは、11年も海外に行っていないということです。
コロナも終わりそうなので、来年あたりにどこか海外に行ってみたいと思い始めました。
それにこれ以上年を取ると、行くのが億劫になりそうですもの、笑。
どこがいいかというと、ミステリ小説で興味を持った北欧かな。
マリメッコや、そうそう今日、ムーミンの日(原作者トーベ・ヤンソンの誕生日)ですが、ムーミンで有名なフィンランドなんかよさそうということで、フィンランドについて書かれた文庫本などを読んでみました。
まずは可愛い題名の本から。


稲垣美晴 『フィンランド語は猫の言葉』
ミハルは芸大の学生だったときにフィンランドの美術史が面白そうだと思い、卒論を書くためにフィンランドのヘルシンキ大学に入学することにする。
無事ヘルシンキ大学の「フィンランド語と文化」という科に入り、フィンランドの国民的英雄、アクセリ・ガッレン=カッレラについての卒論を書くが、それだけでは終わらないのがミハル。
結局、なんだかんだと合わせて三年間もヘルシンキ大学で学び、フィンランド語をものにしてしまったのだ。

稲垣さんは1952年生まれ。ということは、この本に書かれているのは1970年代のフィンランドです。そんなに昔のことだと思わずに読んでしまいました。
読んでいると英語でさえもまともにできない自分が恥ずかしくなりました。
フィンランド語ってウラル語族フィン・ウゴル語派のフィン・ペルム諸語の1言語だと言われても、ちんぷんかんぷんですわ。エストニア語と似ているそうですが、エストニア語も知りません。
とにかく今のようにフィンランドについての情報もそれほどない時代に、フィンランドンに行ってしまったミハルの行動力と好奇心に感心してしまいます。
フィンランド語ってどんな言語なのかと関心がある人が読むといいかも。


芹澤桂 『ほんとはかわいくないフィンランド』
    『やっぱりかわいくないフィンランド』
    『意地でも旅するフィンランド』
    『それでもしあわせフィンランド』
最初の本が出版されたのが2020年ですから、現代のフィンランドについてのお話です。
芹澤さんは旅行好きのフィンランド人と結婚し、フィンランドのヘルシンキに住んでいます。
一冊目の『ほんとはかわいくないフィンランド』には軽い気持ちでヘルシンキに住み始めてから第一子を妊娠・出産したことが書かれています。
フィンランドでは産まれる間際の兆候が出るまで入院させてくれないのですね。
『やっぱりかわいくないフィンランド』では、医療関係が日本とは大違いで、もし住むことになったら心配です。なんのことのない風邪さえもすぐに診てもらえる日本が特殊なんでしょうかね?
お子さんの保育園事情に驚きました。フィンランドでも保育園探しが大変なんですねぇ。
『意地でも旅するフィンランド』では旦那さんの旅好きには驚かされました。それに付き合う妻もすごいですね。
私、昔山登りをしていましたが、今、キャンプは絶対にいやですわ。
『それでもしあわせフィンランド』では会社員になった芹澤さんの会社の様子などが描かれています。
実際に住んでみたフィンランドのあれこれは読むと面白いのですが、住んでみたいかと問われると…。

あとは図書館で『デザインあふれる森の国 フィンランドへ』、『大自然とカラフルな街 アイスランドへ』、『わたしの北欧案内 ストックホルムとヘルシンキ』など(題名を忘れてしまいました)のガイドブックを5、6冊借り、パラっと見て、フィンランドから船でスウェーデンやエストニアのタリンに行けることがわかりました。

YouTubeでは「北欧のおうち時間」で北欧の家が、「北欧暮らし」では夫婦二人暮らしの様子が垣間見られます。
他にもあるので、探して見てみるのもいいかも。

さて、私の北欧旅行は実現できるでしょうか。

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