岩井圭也 『人生賭博 横浜ネイバーズ4』2025/04/20

横浜ネイバーズ・シリーズの四作目。


「1.名前のない恋人」
春節期間に入った頃、ロンはマツがギャンブルや柔術を止め、就職をしようとしていることを知る。おかしいと思いマツを問い詰めると、マツはアプリで出会ったシオンという彼女の借金を肩替わりしようとしていた。ロンはマツに言わずにシオンの身元を探る。

「2.人生賭博」
マツの人生の恩人で柔術道場の先輩の上林寛之ことカンさんが自殺未遂を起こす。競馬関連の詐欺に遭い、六百万取られ、借金を返せず、行き詰まったらしい。
マツはロンに協力を求め、カンさんを陥れたキシという男を探すことにする。

「3.ブルーボーイの憂鬱」
ロンはある事件で出会った予備校の数学講師のピロ吉から、小学五年の<ギフテッド>、久間蒼太に対人コミュニケーションを経験させてもらえないかと頼まれる。
興味を持ったロンは彼と会ってみると、彼は自分はハッカーだと言い出す。ハッカーにはホワイトハットハッカーとブラックハットハッカーがいて、彼がどちら側のハッカーか当ててみろとクイズを出される。ヒナに彼のことを話し、ロンは答えを得るが、当たっているのか?

「4.排除する者(エリミネーター)」
ロンは大月薫弁護士から<大八リアルティ株式会社>がディープフェイクを使った詐欺被害に遭ったことを聞かされ、プログラミングに詳しい幼馴染みを紹介してくれと言われ、断るが、ロンはある子を思い出していた。彼は最初は断るが、ヒナから説得してもらい、彼に協力してもらい調査を始める。

今回のキーワードは、マッチングアプリ、サブリース契約、競馬詐欺、ギフテッド、ハッカーの種類、ディープフェイクなどです。
色々な詐欺事件があって、もうついていけません。
とにかく被害者にならないように、注意していかなければなりませんね。
今はよくても、もっと年を取ってわけがわからなくなったら、どうしましょうね。

ヒナは横浜国立大学理工学部に、涼花は横浜市立大学の看護学科に合格します。
マツにも何かありそうです。
友だちが次々と自分の進む道を選んでいくのを見て、ロンも焦ってきたようです。
大学に入学したヒナも新しい出会いがあるでしょう。
ウカウカしていられないロンですね。

だいたいの登場人物たちの過去が明らかになってきたので、残るは欽ちゃん。
彼にどんなお話があるのか、楽しみですね。

<漫画の新刊>
私の好きなホテルの紹介漫画、『おひとりさまホテル』の六巻目が出ました。
京都の「丸福樓」に泊まってみたいです。
『本なら売るほど』の二巻目も発売されました。十月堂の店長さんだけではなく、特別な一冊を求めてやって来るお客さんも変わってますわww。

本には関係ないですが、この頃、YouTube で見ているのが、 「Kevin's English Room」です。大学の同級生三人がやっています。
Kevinはアメリカ育ちの日本人で、「牛肉じゃなければハンバーガーじゃない」とか、彼のアメリカンなこだわりが面白いです。
いろいろなことをやっていますが、「英語の看板シリーズ」とか「ケビンの知らない日本語を探せ」、「CMでよく聞く『アサヒスーパードライ』をカッコ良く発音したい!」など笑ってしまいますので、電車の中では見ないように。
彼らは大学でアカペラサークル出身なので、歌もうまいです。
英語で歌った歌がありますが、お勧めは日英仏三か国語で歌う『水平線』と『3月9日』です。フランス語はネイティブではない、フランス留学経験者のやまちゃんが歌っていますが、いいんですよ。
楽しくアメリカの文化や英語が学べます。

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