麻見和史 『最後の告発』2025/05/07

旅行から帰ってからもわんこたちは元気です。
心配だった兄は朝ごはんを食べた後に大量のブツを排出しました。
よかった、よかったwww。

ママにはフルーツアレルギー疑惑がありましたが、たまにしか症状がでないので、気にしないでいました。
今回ホテルの朝食でフルーツを食べている時に、喉にブツブツができました。
食べたのは、イチゴ、パイナップル、メロン、ぶどうを2個または2切れずつです。ぶどうが一番あやしいかな。
バラ科(りんご、いちご、さくらんぼ、ももなど)の果物に反応を引き起こす可能性がありそうですが、今朝いちごを食べても大丈夫でした。
少量を食べるように気をつけますわ。

警視庁文書捜査官シリーズの11作目。


二月二十四日に警視庁捜査一課の科学捜査係文書解読班に一通の手紙が届いた。
それは再捜査の依頼と犯行の予告とも取れる手紙だった。
二枚目の便箋に七年前、東京都昭島市にすむ男性が行方不明になり、知人の男性の行動に不審な点があるので、調べてみるべきだと書かれており、二枚の写真が同封されていた。
文書解読班の班長・鳴海理沙は財津係長に許可を求め、捜査を始める。

三月六日に、また手紙が届く。
今度は二年前、足立区西新井で起きた殺人事件のことが書かれていた。
容疑者と見られる男はサラ金から借金をしており、強盗をするだけの動機があり、逃走して現在も行方不明だが、建設工事に関わっているらしいと書かれており、その男の写真が同封されていた。
文章や筆跡から、前回と同じ通報者だと考えられた。
鳴海は自分たちを指名しているのだから、その人物の期待に応えたいと、続けての捜査を申し出る。

そして、三月十三日に三通目の手紙が届く。
そこには四年前、北区王子在住のフリーアルバイターの女性が行方不明になっており、趣味の写真サークルで知り合った男性が彼女を殺害した疑いがあり、男性が額装していた風景写真が手がかりになるだろうと書かれていた。
鳴海たちは再々度捜査を始める。

「善良な市民」を名乗る差出人はいったい何者なのか。
何故、文書解読班に手紙をよこしたのか。
そして、真の目的はなんなのか。

疑惑を持ちながらも、文書解読班は捜査に取り組むが、捜査は意外な展開を見せる。

今回は文書解読に関係ない事件でした。
足でかせぐタイプの矢代と夏目がせっせと動き回り、情報を集め、最後に鳴海が閃いて事件を解決するという感じです。
そんなに事件現場に謎の文書は残されていませんから、仕方ないですね。
主人公が鳴海から矢代に変わったのかな?
四月の組織の改編や異動関係で何かありそうなことをほのめかしているので、次回に明らかになりそうです。
私は財津係長が異動し、代わりに国木田哲夫警部補が文書解読班に異動してくるのではと予想していますが、どうでしょうね。


警視庁文書捜査官シリーズ
④『灰の轍 警視庁文書捜査官』
⑤『影の斜塔 警視庁文書捜査官』
⑥『愚者の檻 警視庁文書捜査官』
⑦『銀翼の死角 警視庁文書捜査官』
⑧『茨の墓標 警視庁文書捜査官』
⑨『琥珀の闇 警視庁文書捜査官』
⑩『追憶の彼女 警視庁文書捜査官』
⑪『最後の告発 警視庁文書捜査官』(本書)

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