最近読んだ漫画 ― 2014/08/29
読んだものを一つ一つ書いていくと、そのうち忘れてしまいそうなので、いっぺんに載せておきます。
世の中便利になって、本屋に行かずに本が買えます。
0円漫画で何巻か見て、おもしろそうなものを買ってみたりしています。
その中で気に入って読んでみたのが、江戸物。

吉原の話です。
禿(かむろ)が語り手で、彼女の使えている花魁が橋立花魁。
この橋立花魁がなんと、SM女王風で、性格のきつさから地獄太夫とまで言われているという設定です。
彼女の気風の良さが魅力的な漫画です。

ドラマにもなっている『獣医ドリトル』。
この中に、盲導犬のことがでてきましたが、同じような事件が、ついこの間、報道されました。
盲導犬が吠えないのをいいことに、駅のエスカレーターに乗っている時にフォークのようなもので刺した人がいるというのです。
こういうことをする人の存在って怖いですね。
「獣医はビジネスだ」といいきり、金がない奴の動物は診ないといいながらも、動物に優しい、一流の獣医師ドリトルこと鳥取健一が主人公。
ペットを飼うということでもたらさられる責任と、動物はただかわいがればいいというだけではないということ、動物も人も自然界の一員であるということなどを教えてくれます。
獣医希望の人やこれからペットを飼いたい人にも読んでもらいたい漫画です。

弁護士・筧史郎と美容師・矢吹賢二のゲイ・カップルの日常を描いた作品。
筧さんの美味しいご飯が、この漫画の見どころです。
といっても、私はまだ一度も出てきた料理を作ったことがないです(恥)。
弁護士だからお金があると思うのですが、筧さん、お金使いません。
2LDKの住まいは事故物件で月10万円、食費2万円ですって。
すごい。我が家は食費にいくら使っているのかしら・・・。

『海街diary 6 四月になれば彼女は』。
これは映画になるそうです。
香田家の四女、すずの母親の故郷、金沢に行く四人姉妹。
月日は過ぎて、すずは自分の進路を決めなくてはならなくなります。
すずの成長を叔母(母?)のような気持ちで見守りますわ。

今回紹介した漫画はどれもお勧めですが、一番気に入ったのが、この『繕い裁つ人』です。
この漫画も映画になるようです。
祖母から受け継いだ南洋服店でオーダーメイドの洋服を作っている市江。
彼女の作る洋服に惚れ、ブランド化を狙っていた百貨店社員・藤井。
この二人を軸に物語は進んでいきます。
読み進むうちに、まるで失われた日本を見るような錯覚に襲われます。
時間の止まったような洋服店には作り手の意思がどっしりと居座っています。
現代の消費社会は便利です。
これが気に入らなければ、別の物を買えばいい、そう思いながら物を購入しています。
物に対する愛着がなくなってしまっています。
市江さんのような人の作る洋服を着るということが、何物にも代えがたい一番の贅沢ですね。
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