ディヴィッド・ハンドラー 『ブルー・ブラッド』2006/05/23

NYで映画評論のコラムを書いているミッチ・バーガーが、妻と死に別れ、傷心をなぐさめるために、コネティカット州のビッグシスター島で馬車小屋を借りることにします。
その島は特権階級の家族が住むところでした。
最初、彼は外部者ということで無視されていました。
ところが、畑を作ろうと土を掘り返している時に、馬車小屋の持ち主の夫の死体を見つけてしまい、いつしか島に住む家族たちの問題に引き込まれていきます。
そこに気になる黒人の女性警部補、デジリー・ミトリーが現れます。
彼女は殺された被害者の写真からインスピレーションをもらい、スケッチを描いていました。
彼女のスケッチを見たミッチは、彼女に才能があることを見抜きます。
デジリーは野良猫を保護し、人に押しつけるという癖がありました。
ミッチは彼女に1匹押しつけられ、飼うことになります。
やがて事件は被疑者が自殺をしたことにより、一件落着したのですが、ミッチとデジリーの二人は納得がいきません…。

島の美しい景色とその景色には似合わない殺人事件。
そしていつしか愛し合うことになるミッチとデジリー。
この2人がどのようになっていくのかが楽しみなシリーズです。