アンナ・マクリーン 『ルイザの不穏な休暇』 ― 2009/03/19

『若草物語』を書いたオルコットを主人公にしたミステリーの二作目です。
一作目は『ルイザと女相続人の謎』というものでした。
今回は小説が売れてお金が入ったので、ルイザは伯父の招きを受け入れ、ニューハンプシャー州の田舎町ウォルポールでひと夏を過ごすことにします。
縁談をいくつか断ったため、母親と大喧嘩した親友のシルヴィも一緒です。
シルヴィは今孔子にかぶれていて、変なたとえをよく言います。
彼女達は古い言い方ですが、ウーマンリブの先駆けですね。
しばらくするとルイザの家族もやってきました。
町は移民労働者であふれていて、アイルランド系移民とオランダ系移民の争いもあるようです。
何かものを買う場合も、行っていい店と悪い店があるのです。
店の店主がホイッグ党支持か民主堂支持かによるのです。
借りた家のとなりには、不思議な家族が。
若作りをした女性とその息子、女性の病身の兄の三人が住んでいます。
女性の夫は教会の鐘売りで、町から町を渡り歩いていると言っていますが、何やら変。
だって一度も帰って来ないのですから。
そんななか、移民労働者の一人が転落死を遂げます。
知り合いでもないのに、わざわざお悔やみに行ったルイザは、その死になにやらおかしいことがあるのに気づきます。
ルイザの知りたがりが、またまた登場します。
このシリーズでは、なんと言ってもルイザの家族の様子がおもしろいですね。
女性の鏡の母親と『若草物語』を思わせる姉妹達、思想家で進んだ考えを持っているはずなのに、女性に対しては保守的な父親。
まだ『若草物語』を書いていない頃のルイザですが、『若草物語』のアウトラインがだいたい決まりつつあるようです。
さて、次はどんな事件が起こるのでしょうか。
一作目は『ルイザと女相続人の謎』というものでした。
今回は小説が売れてお金が入ったので、ルイザは伯父の招きを受け入れ、ニューハンプシャー州の田舎町ウォルポールでひと夏を過ごすことにします。
縁談をいくつか断ったため、母親と大喧嘩した親友のシルヴィも一緒です。
シルヴィは今孔子にかぶれていて、変なたとえをよく言います。
彼女達は古い言い方ですが、ウーマンリブの先駆けですね。
しばらくするとルイザの家族もやってきました。
町は移民労働者であふれていて、アイルランド系移民とオランダ系移民の争いもあるようです。
何かものを買う場合も、行っていい店と悪い店があるのです。
店の店主がホイッグ党支持か民主堂支持かによるのです。
借りた家のとなりには、不思議な家族が。
若作りをした女性とその息子、女性の病身の兄の三人が住んでいます。
女性の夫は教会の鐘売りで、町から町を渡り歩いていると言っていますが、何やら変。
だって一度も帰って来ないのですから。
そんななか、移民労働者の一人が転落死を遂げます。
知り合いでもないのに、わざわざお悔やみに行ったルイザは、その死になにやらおかしいことがあるのに気づきます。
ルイザの知りたがりが、またまた登場します。
このシリーズでは、なんと言ってもルイザの家族の様子がおもしろいですね。
女性の鏡の母親と『若草物語』を思わせる姉妹達、思想家で進んだ考えを持っているはずなのに、女性に対しては保守的な父親。
まだ『若草物語』を書いていない頃のルイザですが、『若草物語』のアウトラインがだいたい決まりつつあるようです。
さて、次はどんな事件が起こるのでしょうか。
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