クレオ・コイル 『コーヒーのない四つ星レストラン』2009/05/29

ホント、この本を読むと、美味しいコーヒーが飲みたくなります。

グリニッチビレッジにあるコーヒーハウスのマネジャーをしているクレア・コージーには、ちょっとした心配事がある。
娘のジョイが三十歳も年上の妻子あるシェフのトミー・ケンテルと付き合っていて、彼の店『ソランジュ』でインターンとして働らいているのだ。
娘と約束し、口出しをしないことにはしていたのだが、元姑のマダムと一緒に、ついつい様子を探りに『ソランジュ』に行ってしまう。
『ソランジュ』は今人気のレストラン。でも料理は一流だがコーヒーはまずく、毒のよう。
クレアが娘の働く様子を見ようと、厨房に案内してもらうと、なんと怒鳴りあう声が。
女が娘のジョイにシェフナイフをつきつけている。
娘の一大事と、そばにあったまな板をつかんで対抗すると、給仕長が来て、助けてくれた。

その夜、『ソランジュ』で一緒に働いているビニーの家に行ったジョイが電話をしてくる。
ビニーが血まみれで、床に倒れていたのだ。
『ソランジュ』には何かありそう。
クレアはジョイのために『ソランジュ』に乗り込み、事件を解決することにする。
コーヒーがまずかったのをいいことに、『ソランジュ』のコーヒーサービスの向上を請け負うと売り込むことにしたのだ。
上手く、ケンテルに気に入られ、『ソランジュ』でコーヒーを出すことになったのだが、今度はケンテルが殺され、ジョイが容疑者として捕らえられてしまう。
クレアは娘のため、恋人になった六分署の捜査官、クィン警部補の力を借り、潜入捜査を始める。

この本の楽しみのひとつ、コーヒーですが、今回はすごいものが出ています。
コーヒーの美味しさを表すのに、「フルーティー」とか「ラズベリーとレモンを感じる」、「クロフサスグリ…」、「旨味成分」、「天日で干したドライトマトの風味」、「ステーキの懐かしいような風味」、「グラン・クリュを連想させる」なんていう表現使いますかね。
このコーヒーはケニアです。
「グラン・クリュ」とは、ちなみに「フランスワインの産地における、畑の格付け。
プルミエクリュの上で、最上級のぶどうを産出する」ということです。
他にも、「フルボディで、あくまでもジューシー」、「ラベンダーのアロマとフレーバー」、「ブラム、ブドウ、ラズベリーのフレーバー」なんていうのがあります。
このコーヒーは「パープル・プリンセス」というのだそうですが、本当にあるのかどうかは不明です。
ワインとコーヒーは共通するものがあるのでしょうかね。
私にはわからない世界です。
私にはスターバックスのラテがあれば十分ですわ。

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