ルイス・ミゲル ・ローシャ 『P2』2010/08/11

この本、期待して買ったのに、途中で読むのがかったるくなり、しばらく行方不明になっていました、笑。


在位33日で亡くなった法王ヨハネ・パウロ一世の死には隠された陰謀がありました。

法王の死から30年後、ロンドン在住の記者、サラのもとに一通の手紙が届きます。封筒の中には人名リストと鍵、暗号らしきものが書かれた紙が入っていました。
驚いたことに人名リストに父親の名前があります。父親に電話をして確かめようとしますが、なかなか電話が通じません。やっと父親から電話が来たと思ったら、ドアに誰かやってきて、出ようとすると、父親は出るな。書類を持って、おばあちゃんに言われたことを思い出すようにと言うのです。
何故自分の命が狙われているのかわからないまま、サラは逃げます。
やっと追い手を振り払い父親に電話をすると、父親は言います。”ウィリアム四世広場”にラファエロという男がいてサラを助けてくれると。
サラとラファエロという謎の男の二人は、無事に逃げおおせ、バチカンを巡る陰謀を暴くことができるのでしょうか。

『ダ・ヴィンチ・コード』に似ていますが、おもしろさは『ダ・ヴィンチ・コード』の方が勝っているようです。
CIA、フリーメイソン、秘密結社、ローマ・カトリック教会、ヴァチカン、ファティマ第三の秘密など色々と出てきます。これらのことに少しでも興味関心がある人には面白いかもしれませんね。私には何が何やら理解できませんでした。