畠中恵 『こころげそう』2012/04/03



江戸橋本町の下っ引きの宇多には幼馴染の男女8人がいました。
その中の一人で宇多が心を寄せていた於ふじが、彼女の兄の千之助と共に溺死して見つかります。
彼らの死の謎を解こうと、宇多は残った幼馴染たちに話を聞きまわります。

畠中さんの書く小説には、よく幼馴染が出てきますね。幼馴染なんて、懐かしい響きがあります。私に今でも行き来のある幼馴染がいないからかもしれません。
幼馴染の恋物語。なんか憧れます。

忘れられた日本の風景が畠中さんの江戸物に描かれているようです。
が、時間が経つと、どれがどれかわからなくなるのが玉に瑕です。
憶えているうちに紹介しない私が悪いのですが・・・。