デボラ・クロンビー 『警視の偽装』2012/11/24



スコットランドヤード警視のダンカン・キンケイドとノティング・ヒル署警部補のジェマ・ジェイムズの共同生活も落ち着いてきました。
お互いの同僚たちを呼び、ディナーパーティをしていた時、友人の老婦人エリカ・ローゼンタールが電話をしてきます。
エリカはベルリン出身のユダヤ人で第二次世界大戦中にドイツからイギリスに逃れてきた人でした。
パーティの後に彼女の家に行ってみると、手を貸して欲しいと言われます。
彼女の亡くなった宝石職人の父親が作り、戦時中に紛失したブローチがハロウビーズのオークションに出されるというのです。
どうしてドイツで失くしたブローチがイギリスのオークションに出されることになったのか、エリカは知りたいと思ったのです。
エリカの家から帰って来たら、父親が来ていました。母が入院したと言うのです。

母のことを気にかけつつも、エリカのブローチの件を調査してみようと思い、ハロウビーズに行って出所を聞いてみると教えてもらえず、盗品なら弁護士を雇うようにと言われてしまいます。
その夜、ハロウビーズの従業員のクリスティンという女性が車の轢き逃げで殺害されます。
ブローチの件と何らかの関係があるのではと思ったジェマはキンケイドにクリスティンの事件を扱って欲しいと頼みます。

第二次世界大戦のドイツで起きたことが事件に大きな影響を与えていました。

ジェマは自分のキャリアのためにノティング・ヒル署に変わったにもかかわらず、キンケイドと働くのは嫌いではないのですね。
キンケイドの相棒が嫉妬するぐらいです。

どの家庭にもそれぞれの問題が潜んでいるようです。ジェマの育った家庭も例外ではありません。人は成長過程で自分の中の「こども」と折り合って行かなければならないようです。

次回からジェマとキンケイド、二人の関係が一歩進みます。


この頃、相手をしないとケージの中に入って寝るようになったフランシスです。
この前、寝ていたので餌を置いて外出したら、怒っちゃって餌を全然食べませんでした。
今日も出かけるので、ちょっと遊んで餌をやったら、また食べません。
かまってくれないからハンガーストライキですか。
餌を一日や二日食べなくても大丈夫とのことなので、気にしないことにしています。

遊びも変化がないと遊んでくれません。
今のお気に入りの遊びはジャンプです。脚を伸ばし「ポーン」と言うと、脚の上をジャンプします。その後、脚の下くぐりもやらせています。

とにかく固いものが好き。
下の写真はリードの金属を齧っています。



膝にのせると、パンツについている紐を齧ります。
犬はなんで固いものが好きなのでしょう。不思議な動物ですね。