レスリー・メイヤー 『新聞王がボストンにやってきた』2014/08/20

そろそろ夏も終わり・・・になって欲しいのに、また暑さがぶりかえしてしまいましたね。

主婦探偵シリーズの10作目。
これ以上翻訳はされないということです。


『ペニーセイヴァ―』という地方の週刊新聞の記者兼カメラマンも板についてきたルーシーが、ボストンに出張しちゃいます。
『ペニーセイヴァ―』が<今年の最優秀コミュニティ新聞>に選ばれ、ボスのテッドと一緒にボストンで開催される新聞協会の年次総会に出席することになったからです。

ボストンでは、自分がいない間の子どもたちのことが気にはなりますが、ルーシーは久々の都会と同業者たちとの交流を楽しんでいました。
ところが、晩餐会中に新聞業界の大立て者ルーサー・リードが急死してしまい、年次総会は大変なことになってしまいます。
しかし、ルーシーのことですから、懲りずに彼の死を探り始めます。

私が行きたいと思っていたイザベラ・スチュアート・ガードナー美術館にルーシーが訪れる場面があり、うれしかったです。
イザベラが住んでいた当時のまま美術品が置かれているので、照明がうっすらとしていて、よく見えないなどというのは本当なのですね。

心配するのはわかりますが、子供たちは母親がいなければいないなりにやっていけるのは、どこの家庭でも同じですね。
ルーシーは私がいないとダメなんて思わずに、やりたいことをどんどんやっていけばいいのにと思いました。


子どもは成長する。
でも、犬は成長しない。
わかってはいるけど、ちょっと・・・。


わんこは相変わらず何が楽しいのか、ひっくりかえって遊んでいます。