夏緑 『獣医ドリトル 19』& 池辺葵 『サウダーデ』 ― 2014/11/09
何やら『獣医ドリトル』も終わりに近づいているという噂です。
切りのいい20巻で終える予定なのでしょうかね。
事故で漂流していた豪華客船が日本近海に流れ着き、船内に残っているネズミが上陸してしまうと病原菌をばらまく恐れがあるということで、船に殺鼠剤を撒くことになります。
しかし、船内に愛猫を残してきたという老女が現れ、ドリトルこと鳥取と花菱が難破船に乗り込み猫を探すこととなります。
動物愛護とはいいますが、愛護すべき動物が人間に災いをもたらすこともあり、兼ね合いが難しいですね。
自分の犬がそうなったら、人間の命を優先するために犬を殺せるのか。
よく考えてみますわ。
ドリトルの親のことが次回明らかになるようです。
やっぱり20巻で終わるのでしょうね。
『縫い裁う人』を描いた池辺さんの作品ということで、読んでみました。
題名の「サウダーデ」はポルトガル語で「郷愁、憧憬、切なさ、哀惜、ノスタルジー、孤愁、未練・・・」などの意味合いを持つ語だそうです。
語源はラテン語の「solitate(孤独)」だそうで、訳すのは難しい語のようです。
「サウダーデ」という名の喫茶店の店主の芳乃は今時珍しい人で、マナーの悪い客にはちゃんと注意し、常連さんを重んじ、5人以上の客はお断りするという儲け度外視の人です。
ガサツなようで、ちゃんと人のことを見ています。
自分が気に入った人なら、その人のために尽くします。
彼女の目指すのは、故郷のような喫茶店。
そこにあると考えるだけで、心がほっこりし、いつかまた帰りたくなるような。
彼女もまた待つ人だったのです。
彼女の独特の世界がいいです。
別の作品も読みたくなります。
阿佐ヶ谷にあるジェラート屋さんでジェラートを食べてみました。
こんな所にあるのというような所にあります。
イタリアのジェラートよりも上品で繊細な味です。
お茶系のジェラートが多く、利平栗やパンの入ったジェラートもあります。
頼んだのはほうじ茶を使ったのと栗のかな?
いい素材を使っているという感じです。
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