近藤史恵 『ときどき旅に出るカフェ』2017/11/03

兄犬がこの頃元気がありません。
寒いのかと薄いセーターを着せ、一日中かまってやると元気になりました。
弟がアピールをしてうるさいんので、自分にママの目を向けるための詐病かとも思います。
手のかかる犬たちです。



カフェでまったりするということのできない私です。
どちらかというと家でのんびりすることの方が好きです。
だって寝れるもの(笑)。
コンセプトが旅というカフェはいいですね。
そこに行くと旅に出ているような気になるなんて、この頃、旅に出られない私にはこんなカフェが欲しいです。

30代独身の瑛子はマンションの近くで「カフェ・ルーズ」というよさげなカフェを見つけます。
入ってみると、なんと店主が元同僚の円でした。
彼女が仕事を辞めてカフェを開きたいと言った時にうまくいかないからと止めたことを瑛子は思い出しましたが、円はそのことを気にしていないらしく、瑛子を見てとても嬉しそうでした。
それから瑛子はカフェの常連になります。
円の作る料理やお菓子は彼女が旅先で出会ったもので、食べた人まで旅に出た気にさせるようなものでした。

しかし、このカフェに時には雰囲気をぶち壊すような人も来ます。
円はそういう人に対して毅然とした態度で臨みます。
カフェを経営しようと思った円の心意気がいいですね。

近藤さんの描くものには、ちょっとした悪意を持った人が出てきますよね。
そういう人の描き方がうまいです。
日常に潜む謎を描いた、軽い読み物です。

ツップフクーヘンとかドボシュトルタって美味しいのかしら?
ツップクーヘンはドイツのお菓子らしいけれど、どこに行ったら食べられるのかしら?
ドボシュトルタは北青山の「ジェルボー」で食べられるみたいです。
今度行ってみようかしら。
食の世界は広いですね。

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