「Gala d'ouverture - Ballet de L'Opéra national de Paris」を観る ― 2021/02/03
悲しいお知らせがあります。昨日、キャプテン・トムが新型コロナウィルスに感染して入院したことを書きましたが、2日にお亡くなりになったそうです。
一人でも人々のためにできることがあることを教えてくれたあなたは、私たちに希望と勇気を与えてくれました。

ご冥福をお祈りいたします。
パリ・オペラ座バレエのガラ公演が無料配信されています。
シャネルとロレックスがスポンサーという豪華さ。
もちろんシャネルは衣装を提供しています。
【プログラム】
1.Défilé du Ballet 「 デフィレ」
2.Grand pas classique 「グラン・パ・クラシック」
出演:ヴァランティーヌ・コラサント ユーゴ・マルシャン
3.In the night 「イン・ザ・ナイト」
出演:リュドミラ・パリエロ マチュー・ガニオ
レオノール・ボラック ジェルマン・ルーヴェ
アリス・ルナヴァン ステファン・ビュリヨン
ピアノ:久山亮子
4.The vertiginous thrill of exactitude 「精密の不安定なスリル」
出演:アマンディーヌ・アルビッソン、リュドミラ・パリエロ
ポール・マルク、オニール・八菜、パブロ・レガサ
「デフィレ」を初めてみました。
これは伝統行事だそうで、毎年9月のシーズンが始まる日に行われるそうです。
「デフィレ」とは「行進・行列」という意味で、約250名のバレエ学校の生徒から団員までが舞台上を行進します。
使われた音楽は2種類あるのだそうですが、今回はベルリオーズのオペラ「トロイ人」のマーチです。
最初に舞台奥に横たわっていた一人の女の子が起き上がり、観客席に向かって歩き出します。
その後方に6名の白いチュチュを着た女生徒たちが横一列に並びゆっくりと歩いて行き、最後に3人ずつ左右に分かれていきます。低学年から最長学年へと続きます。

学生が終わると、団員です。
コール・ド・バレエの女性ダンサーたちが6名並び、その合間にプルミエール・ダンスーズが2名、エトワールは1名ずつで登場します。彼女たちはティアラをつけていますね。

女性の後は男性。学生から団員へと行進は続きます。
最後に登場するのは、マチュー・ガニオです。

昇進の新しい人から行進するので、一番古株の彼がトリなんですね。
42歳で引退するまで、彼がずっと最後だそうです。若い頃の彼の印象が強いですが、もうそんな年(36歳だけど)になってしまったのですね。

最後はこんな風に全員そろって終わります。
一同にダンサーを観られるなんて、素敵な行事です。
今回特別に参加者全員がマスクをしていますが、こんな姿を見られるのは今年だけだといいけれど・・・。
「グラン・パ・クラシック」は、私はあまり好きではないのですが、笑。
とにかく衣装がシャネルです。濃紺の地にビーズが散らしてあるのかしら、キラキラして綺麗です。
ユーゴ・マルシャンは日本公演でエトワールに任命されたらしいですね。他の演目の彼を観てから判断しますわ(何様だ、笑)。
ヴァランティーヌ・コラサントは逞しく貫禄がありました(失礼)。バランス感覚が見事です。回転はスピードがありませんけどね。
「イン・ザ・ナイト」ではショパンの曲に合わせて3組の男女が踊ります。
大きな声で言えませんが、言っちゃいます。衣装はこちらの方が好きです。
日本人ピアニストがショパンを弾いています。
とってもしっとりとした情緒のある踊りでした。
「イン・ザ・ナイト」とは反対に溌剌とした踊りが「精密の不安定なスリル」です。衣装も奇抜でした。
オニール・八菜さんが出演しています。早くエトワールになって欲しいですね。
応援しています。
無料配信でこんなにいいものを観られるとは、とても嬉しいプレゼントですね。
いつまで配信しているのかわからないので、観たい方はすぐ観ましょう。
ここをクリック。
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